こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。
先日、3歳半健診で発達凸凹を指摘された息子を発達相談に連れて行きました。
※詳しくはこちら↓
そこでの学びを少しずつシェアしたいと思います。
今日は【特性のある子どもの恐怖心やパニックへの声かけ】についてお話しします。
※発達相談での学びをゆるっとまとめています↓
人一倍恐怖心の強い息子
HSC気質とASD特性を併せ持つ息子は、人一倍恐怖心が強く、以下のような場面に悩まされています。
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屋外遊びの最中にバイクやヘリコプターの音が聞こえると、耳を塞いでしゃがみ込む。
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バスや電車のエンジン音に怯える。3歳半を過ぎた頃からほとんどの乗り物に乗れなくなった。
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閉鎖空間や暗闇が苦手。家族で訪れた水族館では「お外に出たい」と終始大泣き。
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公共トイレの臭いや洗浄音でパニックを起こす(トイトレが進まない…)。
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小さなすり傷でも怖がる。傷が見えることを極端に嫌う。etc.
息子のように、HSC気質や発達障害の特性のある子どもの中には、人一倍強い恐怖心から小さなことでパニックを起こす子どもがいます。
発達相談では、そんな子どもの恐怖心と上手に向き合うためのポイントを教えてもらいました。
今日はその中で、「声かけ」についての注意点をひとつ紹介します。
恐怖に対して「大丈夫だよ」という声かけはNG?
最も印象的だったのは、臨床心理士さんに言われたこんな言葉です。
「お母さん、恐怖でパニック状態のお子さんに『大丈夫だよ』と声かけをしてない?」
そうですね。「大丈夫だよ」って言いながら抱き上げたり、背中をさすったりして、泣き止むのを待って・・・
「お母さん、それハッキリ言って逆効果。全く意味がないですよ!(バッサリ)」
ガーン!
恐怖心の強い子どもに対して、絶対にしてはいけない声かけ。
それは「大丈夫だよ」だそうです。
理由は2つあります。
理由①:「大丈夫」は恐怖心を否定する言葉!?
「大丈夫」
「平気だよ」
「怖くないよ」
そんな言葉は、恐怖の真っ只中にいる子どもからしたらこうです。
そんなこと言われてもこっちは怖いんじゃ!
心理士さんいわく、これらの言葉は子どもの恐怖心そのものを否定する言葉。
繰り返すことで子どもの自己肯定感を下げる恐れがあるそうです。
まずは「怖いんだね」と気持ちを受け止めてあげることが大切です。
「大丈夫」は気持ちに寄り添う言葉ではないらしい・・・反省
理由②:「大丈夫」の根拠はどこにある?
また、心理士さんが何度も言っていたのはこんな言葉です。
「息子くんの『怖い』感情はとても主観的で感覚的なもの。そこに『大丈夫』なんていうお母さんのフワッとした感覚をぶつけてどうするの」
なるほど。
息子の「恐怖」が主観に基づく感覚であるならば、「大丈夫」という私の感覚もまた、相当主観的なものであるはずです。
主観に主観で返しても、相手の心には全く響きません。
「大丈夫」と言うならば、子どもが「大丈夫」と感じるための具体的な根拠を示す必要があります。
例えば、注射を怖がる子どもに対しては、
3秒だけチクッとするけどすぐに終わるよ(だから大丈夫!)。
電車の音を怖がる子どもに対しては、
10秒で通り過ぎるよ。耳を塞げば音が小さく聞こえるよ(だから大丈夫!)。
といった具合に。
小さな声かけひとつでも奥が深くて、子どもに与える印象は全然違うんだなぁと思いました。
まとめ
今日は、【特性のある子どもの恐怖心やパニックへの声かけ】の注意点を紹介しました。
些細だけどとても大切な声かけの工夫。
知ったその日からすぐに実践できそうですね☆
まだまだ続きます↓↓↓↓↓
※発達相談③:特性のある子どもの恐怖やパニックを和らげる方法
特性のある子どもの恐怖やパニックは「克服するもの」ではなく「緩和するもの」?!