グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

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「爪切りが怖い」は感覚過敏が原因!?発達凸凹児の爪切り対策

こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。

今日は久しぶりに息子の話をします。

5歳の息子はHSC(人一倍敏感な子)の気質とASD(自閉スペクトラム症)の特性を併せ持っています。

3歳半健診では発達凸凹を指摘され、現在は療育に通っています。

息子には怖いものがたくさんあります。

そのひとつが爪切りです。

調べたところ、爪切りが怖いのは決してわがままではなく、感覚過敏が原因のようです。

今日は感覚過敏のある息子の爪切り対策を紹介します。

 

5歳児の悩み「爪を切ること」

息子は昔から爪切りが苦手です。

思い返してみれば、赤ちゃんのときから爪を切るたびに泣き叫んでいて・・・

はっさく

何が起こっているかわからないから怖いのかな?
まあそのうち慣れるでしょ☆

なんて思っていたのですが、5歳になった今、爪切りへの恐怖は治まるどころか加速しています(;´Д`)

息子

嫌だー!!
爪は絶っっ対切らないっ!!

だって切ったときなんか変な感じがするの!

爪を切るというだけで何時間も泣いたり癇癪が起きたりすることも。

はっさく

切る音が嫌なの?

息子

音じゃなくて、切ったときの感じだよ。
力が入らないというか、力が抜けちゃう感じで怖い。
爪はもうずーっと切りたくない!

はっさく

でも爪はずーっと伸びるよ、生きてるからね(ド正論で攻める母)

息子

○○くんはずーっと生きていたい!
でも爪はずーっと切りたくない!
死にたくない!
あーどうしよう!?

爪を切るべきか、死ぬべきか。

悩める5歳児の究極の選択・・・(↑▽↑)

爪をいつかは切らなければならない、そのことは息子なりに理解しています。

なので爪切りがある日は

息子

あ~もう、爪切り嫌すぎる・・・

とため息交じりに何度もつぶやき、1日中ブルーな気持ちになっている息子です。

爪切りを怖がるのは感覚過敏!?

最近知ったのですが、爪切りが怖いのは息子のわがままではなく感覚過敏(触覚過敏)が原因のようです。

LITALICOのHPにもありました↓

触覚過敏は、皮膚に触れる刺激を、過剰に感じてしまいます。そのため、歯磨き・爪切り・耳かき、そしてシャワーまでも「痛い」と感じて恐怖心を持つお子さまもいるようです。

https://life.litalico.jp/hattatsu/mailmag/048/

余談ですが、このサイトにある感覚過敏のほぼ全てがうちの子に当てはまってました~

またこれは聞いた話ですが、爪には本来は「痛点がない」といわれていますが、感覚過敏のある子は必ずしもそうではないらしいのです。

つまり、爪を切るたび痛みを感じるような、鋭い感覚を持っている人が世の中にはいるということです。

そんな人にとっては爪切りは恐怖でしかありませんよね。

爪切りが怖いのはうちの子だけではなく、怖がるにはちゃんとした原因がある。

そのことを知ったら少し安心しました。

ポイント! 爪切りが怖い背景にあるのは感覚過敏

 

爪切りを怖がる息子の爪切り対策

爪切りが怖い?でも切るしかないよね、生きている限りは(笑)

爪を切るのが怖くても、工夫次第でその恐怖を軽減することは可能です。

我が家では、以下のような工夫をすることで「恐怖の爪切りタイム」を乗り切っています。

①切れ味のよい爪切りを用意する

我が家には2種類の爪切りがあります。

どちらも切れ味はいいのですが、切ったときの感じが微妙に異なるため、息子が好きな方を選べるようにしています。

息子は黒が好きです

高級爪切りというものも販売されているのでちょっと気になっています↓

高級爪切り比較サイト:https://my-best.com/12352

②切るタイミング、誰に切ってもらうかを自分で決めてもらう

発達凸凹のある子どもの関わりで大切なのは自己決定です。

人一倍恐怖が強い、感覚過敏がある、こだわりが強いなどの場合、できるだけその子のペースを尊重した関わりをすることでパニックは軽減します。

爪切りの場合、切るタイミングや誰に切ってもらうかは毎回息子に委ねるようにしています。

息子

お風呂の後の方が爪が柔らかくなって怖くないかな?と思ったけど、やっぱり早く終わらせた方が楽だから今切って!

息子

今日は嫌だから明日切る

息子

お母さんは嫌だからお父さんに切ってもらう

そんなこともOKにしています。

③できるだけ手早く済ます

いくら切れ味のよい爪切りを選んでも、怖いものは怖い。

息子もいつも顔をしかめながら絶えています。

怖いものや苦手なものは、手早くサッと終わらせるに限ります。

そのときに、

はっさく

30秒で終わるよ!
1、2、3、・・・(実際に数える)

というように、恐怖が終わる具体的な見通しを立てると安心します。

歌を歌い終わるまでに切る、などと決めておくのも◎

また切り終わったら、

はっさく

ほらもう終わった!あっという間だったね!

というように、恐怖は長くは続かない(ちょっと我慢すれば終わる)ことを印象づける声かけをするとより効果的です。

特性のある子どもの恐怖やパニックを和らげる方法

④できたら褒める

大人からすれば小さなことですが、小さな成功体験が自信に繋がります。

爪切りごときで・・・ではなく、できたことに対してはしっかり褒めてあげるようにしましょう。

まとめ

今日は、感覚過敏のある息子の爪切り対策を紹介しました。

◆まとめ◆

爪切りが怖いのは感覚過敏が原因かも!?

爪切りを怖がる子どもへの工夫

①切れ味のよい爪切りを用意する
②切るタイミング、誰に切ってもらうかを自分で決めてもらう
③できるだけ手早く済ます
④できたら褒める

感覚過敏をはじめ特性からくる恐怖に対しては、ほんの少しの工夫を。

そうすれば、子どもも親も楽になります。

 

※特性のある子どもの恐怖への向き合い方を詳しくまとめています↓

※感覚過敏について↓

 

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