グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

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発達相談①:「お子さんはコミュニケーションの障害がある」と言われた

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こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。

久しぶりの投稿で緊張していますが、書きたい気持ちが勝っているのでがんばります。

さて、今日は息子の発達相談の話をします。

もうすぐ4歳になる息子は、強烈な聴覚過敏と母譲りのうっすらしたASD特性を併せ持っています。

発達障害に関しては、1歳半健診で引っかかることもなく、ちょっと「発達凸凹」があるHSC(人一倍敏感な子)ととらえて育児をしていました。

息子の特性
  • 感覚過敏(聴覚や嗅覚。聴覚は特に強烈)

  • 人一倍強い不安や恐怖

  • こだわり・融通の利かなさ

しかし最近これらに加えて、お友達とのコミュニケーションでのズレが頻繁に生じるようになってきました。

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はっさく

う〜ん・・・ちょっと気になるな

そんな状況で受けた3歳半健診。

発達項目で引っかかり、保健師さんから発達相談をすすめられることとなりました。

初めての発達相談に戸惑う気持ちもありましたが、新しい発見もたくさんあり相談してよかったです。

現在、発達相談での学びをゆるっとまとめています↓

 

発達相談とは?

発達相談とは、子どもの成長や発達について気になることを、臨床心理士などの専門家に相談することをいいます。

発達相談の目的は、障害の有無をはっきりさせることではなく、あくまでその子の特性を理解し支援に繋げることです。

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発達相談では面接・行動観察・発達検査などで複合的に子どもの特性を見極めます

「発語が遅いな」

「体の使い方が下手だな」

「こだわりが強いな」

「友達とのトラブルが増えてきたな」

我が子の発達が気になり始めたら、自治体の発達相談窓口や発達障害者支援センター、小児科・精神科をはじめとする医療機関などで気軽に発達相談を受けることができます。

簡易の発達検査であれば、自治体の発達相談窓口でも無料で受けることができます(息子はこれを利用しています)。

しかし自治体で行われている検査はあくまで特性理解のためのもので、診断はつきません。

しっかりとした診断を希望する場合は医療機関への受診をおすすめします。

発達相談:事前準備

発達相談を受けるにあたり準備したものは以下です。

①育児日記

・・・発語・体の使い方についてなど、過去の質問に答える際に役立ちました。

②集団での様子・家での様子をまとめた紙

・・・どちらも問診でとても役立ちました。

集団での様子については、幼稚園の先生に協力を仰ぎ、コミュニケーション面や運動面などで気になることを観察してもらいまとめました。

③心理士さんへの質問

・・・事前にまとめておくことで、限られた問診の時間を有意義に使うことができました。

《その他の持ち物》

  • 受付票
  • 母子手帳
  • 筆記用具

など

発達相談:当日

万全で挑んだ発達相談当日。

待合室で大好きな乗り物のおもちゃを発見した息子は、キラキラ目を輝かせ、すぐにマイワールドを展開し始めました(笑)

息子の番がきて、保健師さんや心理士さんに声をかけられても、息子の耳には全く届かず・・・。

「面白いパズルやお絵かきがあるよ~」と誘われても、しばらくガン無視を続けてくれました(^0^;)

ようやくその気になって発達検査を始めるものの、課題の途中で何度も話が脱線し、

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息子

おかーさんはー、千代田線が好きなんだけどー、○○くんはー、東京都電が好きなんだよね☆

と聞かれていないことを一方的にぺらぺら喋ってみたり、、、

「このパズルを動かして四角を作ってね」と言われているのに、

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息子

ん!?まずは滑り台を作って-、そのあとおうちも作ってからね

と自分の好きなものを作っているうちに課題を忘れてしまったり、、、

人見知りはないかわりに終始一方通行のやり取りに、ハラハラドキドキしっぱなしの母でした(;´Д`)

(息子の初動がかなり遅かったため、発達検査は途中でタイムオーバーになりました・・・)

臨床心理士さんによる見立て

息子の様子を見た心理士さんから一言。

「お子さんはコミュニケーションの障害がありますね」

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はっさく

・・・えっ・・・あっ・・・ズバッと・・・(笑)

もうちょっとオブラートに包むとかないんかーい!

担当の心理士さんはハッキリものを言う方で、冒頭からすでにその剣幕にめげそうになりました(+_+)

それでも負けずに食らいつき、たくさんの質問をしました。

言葉はキツいものの(診断ついてないのに「障害」ってどうよ?)、心理士さんの息子に対する大まかな見立てはとても的確で納得しました。

心理士さんの見立て
  • 息子にはASDの特性がある

  • こだわりの強さがコミュニケーションにも出てきている

  • 過敏さやこだわりの強さが集団生活の妨げになってくる可能性

⇒過敏さからくる恐怖心を上手く逃す方法を身につけると◎

⇒小学校に上がる前に集団のルールを楽しく学べる機会があると◎

発達検査が途中で終わってしまったので、今後何度か通うことになりそうです。

まとめ

今日は、初めて息子が発達相談を受けた日の話をしました。

◆まとめ◆
  • 発達相談を有意義なものとするためには事前準備が肝心!

  • 息子はただのHSCではなく、発達の特性を持っていた(←私の感覚はやっぱり間違っていなかったw)

戸惑う場面もありましたが、心理士さんの見立てはとても的確でした。

また相談の中で、日頃の育児をねぎらう前向きな言葉をたくさんかけてくださり、明日からも頑張ろうと思えました(T^T)←単純

次回以降、発達相談で教えてもらった具体的な内容(強いこだわり、癇癪、感覚過敏、恐怖心などへの向き合い方など)について詳しくまとめます。

↓↓↓↓↓↓

※発達相談②:子どもの恐怖に「大丈夫」は逆効果!?

HSC気質や発達凸凹のある子どもの「恐怖心」への声かけの工夫。

 

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