こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。
4歳になる息子は、HSC気質とASD特性を併せ持っています。
3歳半健診では発達を指摘され、発達相談にも通っています。
現在、発達相談での学びをゆるっとまとめています↓
今日のテーマは【怪我の恐怖】。
小さなすり傷でパニックを起こす息子への対処法をまとめます。
小さなすり傷で大パニックを起こす息子
HSC気質とASD特性を併せ持つ息子は、人一倍恐怖心が強く、日常のあらゆる場面でパニック状態に陥ります。
最近特に悩んでいるのが「怪我」です。
遊び盛りの息子は、遊びの最中に頻繁に怪我をします。
そして怪我をする度に、たとえそれが小さなすり傷であっても、火のついたように泣き叫びます。
ぎゃ~!!痛い!!怖い!!今すぐ治して!!
温めたら治るか!?抱っこしたら治るか!?ワセリンを塗ったら✕△※◆◎・・・
以前は絆創膏の張りつく感じが嫌いだったため、血が出ていても垂れ流し。
むき出しになった傷を見ては泣き、着替えやお風呂のときは毎回大騒ぎでした。
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月日は流れ、息子は絆創膏を克服することができました。
絆創膏で覆えば傷が見えなくなる、ということを学んだようです。
よしよし、これで少しは対応が楽になる☆
と思いきや・・・新たな悩みが増えてしまいました。
息子があまりにも絆創膏を貼りすぎる!!!
そう、息子は絆創膏に異様に執着するようになってしまったのです・・・!
転んだときに血が出ていたり、痛みを伴う場合はまだわかります。
しかし息子の場合、出血や痛みの有無はあまり関係がないようで・・・かさぶたが剥がれた痕などにも律儀に絆創膏を貼ります(笑)
一度怪我をしたら、傷の痕がきれいさっぱり消えるまで絆創膏が手放せないのです。
最近では、指の剥けた甘皮や、目を凝らさないと見えないないようなアザ(いつの傷ですか?笑)などにまで、絆創膏を貼れと大騒ぎ。
息子があまりに泣き叫ぶため、息子の言う「怪我」がどこにあるのかわからないまま、ひたすら息子に絆創膏をペタペタ貼りまくっています。
おかげで息子の手足は年中絆創膏だらけ。
こんなんでいいのかな~?
息子は大丈夫?心理士さんの意外な反応
先日の発達相談で、息子の怪我について以下のことを相談しました。
- 小さな怪我でも異様に怖がる
- 怪我の痛みよりも見た目を極端に嫌う
- 怪我ではないところにも絆創膏を貼りたがる
うちの子、やっぱ神経質ですよね?どうしたらいいのやら・・・
ところが心理士さんはアッサリ。
「絆創膏を貼って気持ちがおさまるなら、どんどん貼ってあげてください!」
息子が絆創膏に依存して手放せなくなってしまうのが怖くて、絆創膏を外すことばかり考えていた私には、あまりに拍子抜けの反応でした(笑)
絆創膏に頼っていいのか!
怪我の恐怖には大小の○○を段階的に駆使せよ!
先日の記事で、恐怖は「克服するもの」ではなく「緩和するもの」であるという考え方を紹介しました。
目標にすべきは「恐怖そのものの克服」ではありません。
恐怖があってもそれを「うまくやり逃す」「和らげる」。
その方法を一緒に模索することが何よりも大切です。
「怖い」という感じ方そのものを変えることは難しくても、具体的な手立てをもってすれば恐怖を和らげることは可能です。
この考え方にもとづけば、絆創膏の使い方を工夫することで、怪我への恐怖を少しずつ和らげることができます。
発達相談では、傷の大きさに合わせた大小の絆創膏を様々常備しておくとよいといわれました。
現在我が家では、形や大きさの違う数種類の絆創膏を用意しています。
息子は見た目の違和感を極端に嫌うので、色はできるだけ肌に近いものを選びました。
使い方は簡単。
傷の大きさに合わせてちょうどよいサイズの絆創膏を選んで貼るだけです。
大きな傷には大きいものを、小さな傷には小さいものを貼ります。
はじめは大きい絆創膏でも、傷の治り具合に合わせて少しずつ小さくすることで、絆創膏の存在感を徐々に薄くしていきます。
また、絆創膏を貼り替える際には、
血が止まったね
だいぶ小さくなったね
色が薄くなったね
など、傷が治っていくことを強調する声かけを忘れずに。
傷がすっかり治って、晴れて絆創膏を外すことができたときは、
キレイに治ったね!もう怖くない!やったぁ☆
などというようにポジティブな声かけをします。
絆創膏の大きさの変化と声かけで、「傷はいつか必ず治る」を繰り返し強調します。
息子のように、めちゃくちゃ小さい傷でも怖がる子どもには、注射用の小さな絆創膏がいいそうです。
医療用ですが、ネットで簡単に手に入り、安価で枚数も多いため重宝しています。
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その他、まだ息子には試していませんが、最終的には絆創膏を保護フィルムのような透明のものに貼り替えるのも効果的だとか。
↑このような指先のあかぎれ保護フィルム(透明)などをカットして傷の痕に貼ります。
傷が見える、けど直接は触れない。
そんな絶妙な保護具合が、絆創膏を手放せない息子の次のステップになりそうです☆
まとめ
今日は、小さな怪我でパニックを起こす息子への対処法をまとめました。
息子のようにHSP気質や発達凸凹のある子どもは、実際の痛みだけでなく、見た目などによって怪我への恐怖を倍増させてしまうことがあります。
「怪我の痛み」と「見た目」は別物です。
見た目が怖い場合は、まずはそれを取り除いてやれば、怪我への恐怖は和らぎます。
息子のために、絆創膏使いの達人になりたいと思います!
※発達相談↓
発達相談①:「お子さんはコミュニケーションの障害がある」と言われた