こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。
私の実家は発達凸凹一家。
私も含め、家族全員が特性由来の「苦手」や「生きづらさ」を抱えながら生活しています。
シリーズ【片付けすぎる父、散らかしすぎる母】①
ASD特性の強い父と、ADHD特性の強い母。
全く噛み合わない凸凹夫婦の「片付け」をめぐる壮絶なバトルの日々を、2回シリーズでお伝えします。
第1回目の今日は、私の愛すべき父と母を紹介します♡
1.散らかしすぎる母
母はADHD(注意欠陥・多動性障害)傾向のとても強い人です。
夫に対して感じる「見通しの立たない不安」を、実家の母に対しても同様に感じる☺️💦
— はっさく🍊ADHD夫を支える妻 (@grayzone_family) 2021年7月30日
時間を決めても守らないし、起きないし、片付けないし、唐突だし(笑)
母と過ごすと、あまりにも先が読めずワタワタしちゃう😅
でも感覚的なところや自由なところ、枠にとらわれないところには憧れるなぁと。
👇🏻
母が最も苦手なことのひとつ、それは片付けです。
私が住んでいた頃の実家はお世辞にもきれいとはいえず・・・
とにかく物で溢れかえっていました。
先日実家に帰ったときもこんな感じ。
クリップを1つ使いたいだけなんだけど、クリップにクリップが引っかかってるよ母ちゃん😇 pic.twitter.com/qMeR9PtMGV
— はっさく🍊ADHD夫を支える妻 (@grayzone_family) 2021年8月6日
(ちなみに「タワー建設事業」には、我が妹も大いに荷担しています笑)
以前、片付けが苦手な母のために、実家の冷蔵庫を一掃。
台所収納を1日がかりで一緒に考えました。
はっさくちゃんのおかげで片付けのコツを掴めた!
母はとても嬉しそうでした。
しかし、数ヶ月ぶりに帰省してみると・・・
なんと、台所周りは再び母独自のシステムで物が収納(散在?)されていました。
母ちゃん、リバウンドーォッ!
母が物を散在させる理由。
それは、大切な物を忘れないようにするためなんだとか。
大切な物は、視界から消えると忘れちゃうからね☆
居間やキッチンや洗面所が散らかるのも、全てそのような理由から。
・・・ある意味すごく理にかなってる!
そして、一見「散在」しているように見える混沌の中にも、本人なりの法則があるようです。
母の周りでは、6割タスク(6割達成の未完了タスク)が散在している。
— はっさく🍊ADHD夫を支える妻 (@grayzone_family) 2021年8月11日
一見ものすごく散らかっているように見えるし、実際いくつかタスクを取りこぼすこともあるが、最後は持ち前のバイタリティで平均8割達成にまでもっていくところ、母はある意味ものすごくマルチタスクな人間なのかもしれない。#ADHD
母はある意味、超マルチタスク人間なのかもしれません。
※母と夫は似たもの同士です↓
2.片付けすぎる父
「散らかしすぎる母」には、うん10年来の天敵がいます。
それが「夫」=つまり私の父です。
父は、家族の中でひときわASD(自閉症スペクトラム/アスペルガー)傾向の強い人です。
【前編】思えば父は、典型的なASDだった~医者の父の一筋縄ではいかないコミュニケーション
やっかいなことに、父は母とは正反対に、物が整理整頓されていないとパニックになるタイプの人間です。
母ちゃんが動くとエントロピーが増大する!
片付けのコツはね、まず母ちゃんを捨てて・・・
↑これは父のスレスレのブラックジョークです(もはやアウト笑)。
父はとてもキレイ好きです。
例えば誰かが鼻をかんだ後のティッシュや、食べ終わったお菓子のゴミ、空のペットボトル・・・
それらはいつの間にか、父の手によってサッと片付けられています。
我が家にはディズニーランドの清掃員さんがいるのかな?
助かるね!
しかし一方で、家族が食事をしている最中に、食べかけのお皿をうっかり下げてしまう、などということも。
まだ食べてるっつーの!(ブチ切れる妹)
キレイ好きなのはいいことなのですが、父のそれはちょっと「いき過ぎる」ことで有名。
そう、父はしばしば「片付けすぎる」のです。
例えば、父は断捨離が得意ですが、父の断捨離の基準はこう。
ボクにとって必要か否か☆
父が「不必要」と判断した物は、例え家族の所持品であっても、次から次へと処分されてしまいます。
私の大事な書類はどこ?!
え、ゴミかと思って捨てちゃった!・・・かも?(←記憶が曖昧)
父は自他の境界がとても薄く、(物理的にも心理的にも)他人の領域に悪気なく踏み込んでしまうことがあり・・・
私の部屋に勝手に入るなーっ!(母と同じく片付けが苦手な妹)
今ゴミが見えたから・・・
そして厄介なことに、一連の断捨離に関する父の記憶は曖昧なことが多いです。
まるで息を吸うかのように、無意識にや物を捨てる父。
行過ぎた断捨離が、家族のひんしゅくを買ってしまうこともしばしばあります。
「物を捨てる」という行為そのものは、父の意思というよりも、半ば反射的に行っているルーチンなのでしょう。
まとめ
今日は「片付けすぎる父」と「散らかしすぎる母」を紹介しました。
たかが片付け、されど片付け。
父と母の間では、片付けをめぐって何度も壮絶なバトルが繰り広げられてきました。
続きます(^^)/
※【片付けすぎる父、散らかしすぎる母】②
泥沼化する「片付け戦争」とその後↓