こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。
私と夫は発達障害グレーゾーンの凸凹夫婦です。
夫はADHDの(注意欠陥多動性障害)傾向が強く、妻はASD(自閉スペクトラム)とHSP(人一倍敏感な人)の間を行ったり来たりする人。
夫婦共に、特性による不器用さや生きづらさを抱えながら生活しています。
今日は【はしょりすぎる夫、詰め込みすぎる妻】の話をします。
特性の違う夫と私は、タスク処理の仕方もあまりに凸凹していて対照的です。
1.はしょりすぎる夫
ADHDの夫は、特性と大らかな性格が相まって、全てのことを「はしょりすぎる」傾向にあります。
えっ・・・そこ?!?!
というポイントであらゆることをごっそりはしょる夫。
はしょっているのか、忘れているのか、先延ばしているのか、「やるべきこと」と思っていないのか・・・
俺は無人島でも生きていけるぞ!ハッハッハ~☆
「はしょりすぎる夫」、例えばこんな感じです↓
1-1.食事を「はしょる」
最もよく見られる光景が、食事をはしょる夫の姿です。
仕事の忙しさと過集中で、夜まで何も食べず、命を削って仕事に打ち込む姿も・・・
なんか力が入らないと思ったら・・・また食べるの忘れてた!
1-2.身だしなみを「はしょる」
夫にとって身だしなみは、格好のはしょりポイント(?)です。
毛深いにもかかわらず、ヒゲ剃りも鼻毛切りもはしょってお出かけしたり・・・
あの初デートの日の初々しい鼻毛が忘れられない(←愛で鼻毛を乗り越えた女)
コロナ禍の今では、マスクの恩恵を随分と受けています。
マスクの下は自由だぜ☆
寝癖直しもはしょって・・・
お!今日の髪型なんかイカしてる!このままいこーっと☆
ブワッて強風にやられたみたいなののどこが?!
そもそも冬の休日は、ニット帽オンで「寝癖直し」という概念そのものがなくなります。
天パなのに散髪にいくのを「はしょる」せいで、素材はいいのに見た目がぼっさぼさ!
あのぼっさぼさの男が、磨けばまさかのイケメンだったなんて・・・周囲は知るよしもありません。
もったいない!
さらに最近は、歯磨きと風呂をはしょって寝落ちる毎日が再びカムバック。
風呂に入らないくらいがツヤツヤしてて男前?!
※夫は寝落ちの常習犯です↓
※おしゃれをはしょった結果がこれです↓
1-3.服を着るのを「はしょる」
夫は家では、おしゃれどころか服を着るのをはしょります。
あ、これは夫の特性ではなくて、夫が単に「裸族だから」です。
多少部屋が汚くても、足りない物があっても、環境に合わせて自分を柔軟に変化させることができる「はしょりの達人」ーそれが夫です。
2.詰め込みすぎる妻
反対に、ちょっとASDでHSPの私は、とても神経質な性格。
あらゆることに対して「詰め込みすぎ」の傾向があり、はしょることが極端に苦手です。
私の特性上、同じ手順でひとつひとつ物事を進めないと気が済みません。
また不安が強いことから、物事を成し遂げるまでの手順が長くなる傾向にあり、一度長くなった手順を臨機応変に「はしょる」ことができません。
全部に対してフルコースでやってしまうから疲れる~
※「詰め込みすぎ」「細かすぎ」の背景にはこんな特性があります↓
「詰め込みすぎる妻」、例えばこんな感じです↓
2-1.早起きしてるのに・・・
休日の朝、誰よりも早起きして準備をしているのに、「詰め込みすぎる」性格のせいで、結局皆を待たせてしまいます。
えぇ?!まだ化粧してるの?!さっきからずっとしてない?!
さっきはファンデ!今はマスカラ!まだアクセサリーも選んでないし、日焼け止めも塗ってない!アイロンも、掃除機も・・・全然終わってないよ!
私が準備している間に夫が大まかにやってくれた「雑な家事・育児」に対しても、細部が気になって・・・つい自分が動こうとしてしまいます。
あ~もう!はっさくはウロウロせずに自分のこと「だけ」やって!(怒)
ただ家を出るだけで、とてつもない量のルーチンを毎日「はしょることなく」こなそうとする私。
家を出るだけで既にヘトヘトになっています。
3-2.カバンがでかい
「詰め込みすぎる」性格の私は、カバンがオールシーズンでかくなる傾向にあります。
カバンには、私の不安を打ち消すアイテムがたくさん入っているのです。
パンパンのカバンに追い打ちをかけるように・・・
あっ今日雨降りそう!傘がいるかな?
クーラー避けに上着も一応持っていこうかな?
お砂場セットもあると楽しいよね?
せっかく家を出たにもかかわらず、追加アイテムを頻繁に取りに帰る(「帰る」といって聞かない)のが私です。
えっそれ、そんなに必要?一体いつ使うの?
2-3.休憩するまでが長い
神経質で疲れやすい私は、頻繁に、
そろそろ休憩しよう。コーヒーでも入れて・・・
などといいます。
「休憩しよう」といっておいて、一番長く動き回っているのは、私です(爆)
「詰め込みすぎる」性格の私は、全部のタスクをきれいさっぱり終わらせないと、ソワソワして休憩にならないのです。
いい加減座ったらどうなんだ!?
また、休日の食後、夫と息子はよく布団でゴロゴロ気持ちよさそうにしています。
はっさくもおいでよ!気持ちいいよ!
私もいきたい!ゴロゴロしたい!!でも・・・
机の上の食器を全て下げて机をピカピカにするまでは無理!!
夫にはよく、
物事は多少順序を入れ替えたり、はしょったりしても大丈夫なんだよ
といわれますが、私の特性がそうさせてくれないんですよね・・・。
3.デメリットをメリットで補い合う関係
「はしょりすぎる夫」と「詰め込みすぎる妻」、2人とも極端に凸凹しすぎて、タスク処理の仕方が噛み合いません。
ときにぶつかることもありますが、互いのデメリットを補い合って生活しています。
「はしょりすぎる夫」は、だらしない部分もありますが、その分フットワークが軽く、融通の利かない妻に合わせて柔軟に対応してくれます。
「詰め込みすぎる妻」は、物事を同時並行でするのが苦手ではありますが、完成度は高く、細かいところまで気づくことができるため、夫の抜けや失敗をその都度フォローすることができます。
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「はしょりすぎる夫」が大雑把に回してくれる
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「詰め込みすぎる妻」が細部を埋める
⇒苦手を互いの「凸」の部分で補い合うことで、何となくうまく回っている?!
4.まとめ
今日は、【はしょりすぎる夫、詰め込みすぎる妻】についてお話ししました。
夫婦って、必ずしも似たもの同士でなくたっていいんですね☆
(^^)/