グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

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「週末ピクニックに行きたい」は予定か否か〜ADHD夫×ASD妻の認知のズレ

こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです(>ω<)

私たちは発達障害グレーゾーンの凸凹夫婦。夫はADHD、私はASDの傾向が強いです。

さて、週末こんなことがありました。

私たち夫婦は「予定」というものの捉え方が全く違うようです。

そしてそれは、互いの発達特性によって生じる認知のズレでもあるのです。

 

「週末ピクニックに行きたい」は予定か否か

 例えば夫婦の間でこんな会話があったとします。

妻「週末ピクニックに行きたいなぁ!」

夫「いいね!晴れたら行きたいね!」

妻「行きたい!お弁当持ってね」

週末は晴天。妻は朝からピクニックに行く気です。しかし夫はなかなか起きず・・・

妻「今日はピクニックに行く予定だったでしょ?」

そんな妻の言葉に夫はこう返すのです。

夫「そんなんいつ決めた?」

・・・?????(~_~;)?????・・・

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2人の頭は「?」でいっぱい・・・

こんなことが私たち凸凹夫婦の間ではよくあります。 

 

発達特性による認知のズレ

最近わかってきたのは、私たち夫婦は「予定」というものの捉え方が全く違うということです。そしてこれは、ADHDとASDの特性の違い、もっと言えば、互いの発達特性によって生じる認知のズレでもあるのです。

 

 「予定は未定」のADHD夫

 ADHD夫の指す「予定」は、「実現されない可能性が高いもの」です。

(実現可能性を数値で表すと20%くらいでしょうか・・・)

夫の脳内にはいろんなアイディアが常に渦巻いており、ピクニックはそのひとつ(不確定な願望)に過ぎません。また、夫のひとつの物事に執着するということが少なく、その思考は非常に流動的です。

仮に前日まで「明日はピクニックだ!」と思っていても、直前に「やっぱりやめた!」と意見を覆すことへの抵抗がほとんどありません。

夫はいい意味で融通が利きやすいのです。

「ピクニックに「行く」とはいってない。

『(行くかわからないけど)行きたいね』っていっただけだ」

夫はよくそんなことを言います。

夫にとっては、まさに「予定は未定」なのです。

 

 「予定は確定」のASD妻

反対にASD傾向の私は、「ピクニックに行きたいな!」「行きたいね!」という会話の流れから、「週末のピクニック」が自動的に予定(決定事項)として組み込まれてしまいます。

夫からはよく「そんなんいつ決めた?」「判断が早すぎる」などと言われます(;´Д`)

冷静に考えればそうなのですが、白黒思考の私は、双方の意見が合意に達した時点で「決定事項」と判断してしまうことが多いです。これはASD特有の「認知の歪み」というやつかもしれません・・・。

私にとっては、まさに「予定は確定」なのです。

 

認知のズレによるすれ違いをなくすには?

こうやって冷静に分析すると、2人とも思考がかなり極端ですね・・・。

互いに自分のバイアスでしか物事を見ていないので、意識していないところで大きくすれ違ってしまうのです。

こうしたすれ違いをなくすには、以下のことが重要です。

①自分の認知の癖(歪み)を知ること

②相手と自分の違いを明確に理解すること

③コミュニケーションを積極的にとること

凸凹な2人だからこそ、他の夫婦よりも意識して溝を埋める必要があると思っています。日々鍛えられますσ(^◇^;)

おしまい☆

 

※凸凹夫婦のコミュニケーションについて↓↓

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