グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

グレーゾーンなわたしたち

私と愛着⑤~母に対して死んでもいえなかった言葉

f:id:gray-zone-family:20210212140659j:plain

こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。

ちょっとASDでHSPな私の心の闇を語るシリーズ【私と愛着】第5回。

幼い頃の私には、母に対して絶対にいえなかった言葉があります。

※私と愛着④はこちら↓

 

息子にいわれた言葉

「おかーちゃんいらない!」

「おかーちゃんいなくなれ!」

昨日息子に、思いっきり突き放されました。

最近、イヤイヤ期真っ盛りの息子は、私に対してひどい言葉を平気で投げかけてきます。

昨日の私は元気がなくて、家族3人仲良く出かける寸前の、不意打ちのような言葉に動揺してしまい・・・

久しぶりに感情が爆発してしまいました。

「お母ちゃん、そんなこといったら本当にいなくなっちゃうよ!知らないよ!」

とっさにそんな言葉を放ったものの、息子にはあまりピンときていないようでした。

そんなこと死んでもいえなかった

息子に怒ってしまったことを反省しながら、モヤモヤ考えていたこと。

おかーちゃんいらない!

おかーちゃんいなくなれ!

そんな言葉、幼い私は母に対して、絶対に、死んでもいえませんでした。

私は、ただただ母が足りなくて、必死に母を求めていました。

母で心をいっぱいにしたかったのに・・・

それはなかなか叶いませんでした。

母は本当に消えてしまいそうだった

当時の母は、影が薄くて、消えてしまいそうなほど儚く見えました。

忙しくて、遠くて、いつも怖い顔をしていて・・・

きっと、仕事に育児に不安でいっぱいだったのだと思います。

父の転勤で、やりたかった仕事を急きょ辞めることになった母。

その後はずっと一緒にいたはずなのに・・・

隣にいる母の影は、さらに薄く、重くなりました。

母との空気はどこか張り詰めていて、とても息苦しかった。

逃げたしたいと思ったこともあります。

でも、私が「おかーちゃんいなくなれ!」なんて言葉を放ったら、母は本当にいなくなってしまいそうで・・・

それがものすごく怖かった。

当時何度も見た、こんな夢があります。

少し先を歩いている母に、必死で追いつこうとする私。

母は後ろを振り返らずに、どんどん離れていってしまう。

「お母さん!」と大きな声で呼びたくても、なぜか声が出ない。

母は遠くの薄暗い森の中に消えてしまった。

私は本当に独りぼっちになった。

f:id:gray-zone-family:20210212135008j:plain

夜中に泣いて目覚めたりした日のことを、今でも覚えています。

息子と私の今

息子との今に話を戻します。

私に平気で「おかーちゃんいらない!」といえる息子。

ちょっと悲しいけれど、それはすごく喜ばしいことなのだと思います。

おかーちゃんといることが当たり前すぎて、もうお腹いっぱい。

おかーちゃんがいなくなるかもしれないなんて、夢にも思っていない。

f:id:gray-zone-family:20210212134528j:plain

少なくとも息子は、小さな頃の私のような思いはしていないのだと。

私は自信を持っていいのだと。

そんなことを、日々自分に言い聞かせています。

_(._.)_

 

※私と愛着⑥はこちら↓