グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

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【ADHD】「指差し確認」の効果~うっかりミスが6分の1に減少?!

f:id:gray-zone-family:20210305161823j:plainこんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。

先日ブログでも紹介した、数ヶ月間にわたる夫の職場への置き忘れ

本日ようやく解消しました!!!

長かった~(ToT)♡

詳しくはこちらの記事をどうぞ↓

gray-zone-family.hatenablog.com

一連の夫の「置き忘れ」について、読者の方からこんなアドバイスをいただきました。

いや~ありがたい(^O^;)!

ふむふむ、まずは「置かない」。これはめちゃくちゃ大切。

なるほど、あとは「指差し確認」かぁ('_')

電車の運転手さんとかが大げさにやってるアレね。

「指差し確認」って、不注意やうっかりミスにどれくらい効果があるのかな?

軽い気持ちで調べてみたら、なんと効果は絶大らしい(゜∀゜)!!

 

人はなぜミスをするのか

ADHDに限らず、人は機械と違って、必ずといっていいほどミスをします。

人によるミス(=ヒューマンエラー)はなぜ起こるのでしょうか。

答えは簡単です。

「人は考えずに行動する」・・・

その結果、見間違いや思い違いによるエラーが起きます。

ヒューマンエラー防止に指差呼称 | 医療法人鉄蕉会 医療ポータル(亀田メディカルセンター)

「人は考えずに行動する」

無意識の行動こそが、ミスの最大の原因です。

ADHDの人は、その特性から注意散漫になりやすく、うっかりミスを起こしやすいといえますね。

夫を見ていても、手元を見ずに無意識に動いてしまったときほど「やっちまった!」が多いのは明らかで・・・

そもそも夫の日常生活は、「無意識の行動の集合体」(;´Д`)!

そりゃあミスが絶えないわけだ。

 

指差し確認でミスが6分の1に減少?!

 ミスを減らすには、無意識の行動を意識下に持ってくる必要があります。

これに効果が期待できるのが「指差し確認(指差呼称)」なのです。

指差し確認は、もともと鉄道の機関士・運転士さんが安全確認のために考えた方法です。

しかし現在では、航空業、運輸業、建設業、製造業等、幅広い業界で取り入れられています。

指差し確認をすることで、何もしない場合に比べてミスを6分の1に減らすことができるというデータがあります!すげ~!

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↑指差し呼称の効果検定実験結果(平成8年(財)鉄道総合技術研究所)

このデータによれば、「指差し」だけでも「呼称」だけでもダメ。

「指差し」「呼称」を同時に行うことで、大きな効果が期待できるようです。

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はっさく

指差しだけでなく、声に出して確認することが大切なんだって☆

 

指差し確認のやり方

指差し確認のやり方は以下です。

①対象をしっかり見る。

②対象を指で差す。(確認項目を呼称しながら、右腕を真っ直ぐ伸ばしてビシッと!)

③差した指を耳元へ。(「本当にあっている?」と反芻しながら)

④右手を振り下ろす。(「ヨシ!」といいながら対象に向かって再びビシッと!)

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ちょッ ・・・これ毎回やったら、もろ電車の運転手さんになるけど?!

ここまでではないにしても・・・

目で!耳で!動作で!何重にもチェック重ねることが大切です。

 

まとめ

 今日は「指差し確認」を紹介しました。

指差し確認をすることで、ヒューマンエラーを6分の1に減らすことができます

ADHDの方、日常の不注意やうっかりミスの防止にぜひ取り入れてみてください☆

(^^)/

 <参考>
・亀田メディカルセンター 医療法人鉄蕉会 医療ポータルサイト    http://www.kameda.com/patient/selfcare/humanerror/index.html
・厚生労働省 職場の安全ガイド