グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

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ADHDの夫へ~「カッコイイ男」でなくて、「のび太」でいいよ

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どうも~はっさくです( ´ω` )/

 
私たちは凸凹夫婦。
夫はADHD、私はASDの傾向があり、共にHSP(人一倍敏感な人)気質も持っている厄介な2人です。°(° ˆᴗˆ °)°。
 
昨日は愛する夫の誕生日でした。
私が彼の誕生日を一緒に祝うのは今年で10回目。
この人と一緒になってもう10年・・・!早いなぁ(*´`)
 
10年前は夫のADHDをはじめ、私は彼のことを何もかも知りませんでした。
彼のことをたくさん知った上で、改めて10年前の夫と今の夫を比べると・・・
 
断然!今の夫の方が好き!
  
 

10年前の彼は「カッコイイ男」

私と彼は大学で出会いました。
 
当時の彼は、面白くて、頭の回転が速くて、頼りになって、誰とでもすぐに仲良くなれる気さくなお兄さんでした。
人望も厚く、彼の周りにはいつもたくさんの人がいて賑やかで楽しそうでした。
人見知りの私はそんな彼を見て「私もあんなふうになりたいなぁ」「カッコイイなぁ」と憧れていました。
 
そんな彼と仲良くなれて、まさか恋人同士になれるなんて思ってもみなかったので・・・当時は天にも昇るくらい嬉しかったです(//▽//)
 
でも当時は、彼がいつもどんなことを考えていて、本当はどんな人なのか、一緒にいてもなか掴むことができませんでした。
というのも、彼は隙がないというか、ガードが堅いというか、とにかくそんな感じだったから。
 
そんな彼に不安を覚えつつも、彼との時間は楽しくて大好きでした。
 
当時の私にとって、彼はちょっとミステリアスだったけど、そこも含めてやっぱり「カッコイイ男」でした。
 

この10年で「カッコイイ男」は「のび太」になった・・・

あれから10年の月日が過ぎました。
私たちは大学を卒業し、同棲から結婚と順調に関係を深めていきました。
 
彼と同棲してからというもの、山あり谷ありいろんなことがありました。
え?あれ??こんなはずでは・・・(°°;)
 
そしてついに彼がADHDのグレーゾーンであること判明・・・。
幸か不幸か、そこから一気に彼のミステリアスな部分がフルオープンになったのです。
 
彼は、いろんなことをサラっとできるようで実はそうではない。
ほんとはすごくぼーっとしているし、忘れ物やうっかりミスが多い。
頭はすごくいいけど、頭の回転の速さに手先がついていかないみたい。
 
そして私生活はかなりテキトー( ̄▽ ̄)!
朝起きない、風呂入らない、歯磨きしない、服着ない(裸族です)、脱いだ服片付けない、何度呼んでも返事しない、貧乏揺すり多い、どこでも寝る、嫌なことは先延ばしにして忘れる・・・
あぁ!挙げたらキリがない(´-ω-`)
 
私が「カッコイイ」と思っていた男は、なんてことはない、ただの「のび太」でした。°(° ˆᴗˆ °)°。
 
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ミステリアスだったのは、自分の弱い部分を必死でカモフラージュしていたから。
本当の彼はとても傷つきやすく、コンプレックスだらけの繊細な人でした。 
 

もう「のび太」でいいからね

夫にはもう、10年前の「カッコイイ男」の面影はありません( ̄▽ ̄)w
付き合い始めは、私の前でボロが出ないように相当無理していたんだろうなぁ・・・
 
何はともあれ、夫が素を出せているのはものすごくいいことだと思うのです。 
 
ようやく夫も自分の弱い部分をさらけ出してくれるようになり、ときには「助けて(>o<)」と私を頼ってくれるようになりました。
今までは私が年上の彼を頼ってばかりだったけど、今では互いに凸凹をフォローし合える仲となっています。
 
10年経って、夫とようやく対等な関係になれたような気がします(^-^)
 
「のび太」くんが私の前で安心してくれている。
「はっさくが一番落ち着く(´ω`)」といってくれる。
 

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「カッコイイ男」でなくていい、「のび太」のままでいいからね
 
夫はカッコよくない。私もカッコよくない。
 
でも十分。それだけで十分(*´∀`)
 
おしまい!