グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

グレーゾーンなわたしたち

借金をしない!詐欺にあわない!発達障害の人が賢くお金をやりくりする方法(【第3回】発達障害の人は借金や詐欺に要注意!)

こんにちは!梅雨の季節になって、息子との遊び場に困っているはっさくです( ´-ω-)
 
今回は【発達障害の人は借金や詐欺に要注意!】の第3回。
 
第1回は、発達障害の人が借金をしやすく詐欺にあいやすい理由を、発達障害別に紹介しました。

gray-zone-family.hatenablog.com

 

第2回は、ADHDの夫の体験談として、借金が詐欺の被害に発展してしまったケースを紹介しました。

gray-zone-family.hatenablog.com

 

最終回の今日は、発達障害の人が賢くお金と向き合うためのアイディアを紹介します。
ちょっとの工夫で、発達障害の人でも借金や詐欺をノックアウトすることができます!
 
 
 

発達障害でも借金をしない!賢くお金をやりくりする7つの方法

 
借金をしないためには「借金をしない家計づくり」が大切です。お金の管理が苦手な発達障害の人は、以下のことを実践してみましょう。
 

手持ち口座は極力少なく!

手持ちの口座を少なくする(できたら1つにする!)と、残金の把握がしやすくなり管理の手間が省けます。通帳やカードを紛失しやすいADHD夫も、使っていない口座を廃止することで、以前より管理がしやすくなりました。
 

現金生活をする

クレジットカードや電子マネーは便利ですが、実態が把握できず浪費に繋がることも。ADHD夫の場合、限度額の把握ができず使いすぎてしまうので、クレジットカードを廃止しました。浪費癖のある人は、なるべく現金生活をするようにしましょう。

f:id:gray-zone-family:20200605232735j:plain

 

給料を振り分ける

衝動買いをしやすいADHDの人や、趣味にお金をかけすぎるASDの人は、生活費と趣味代は別で管理するのが得策。給料をもらったらすぐに使用目的に応じて振り分けるようにしましょう。特にASDの人は、計画通りに行動することは定型の人より得意。はじめにしっかり計画を立てることで、浪費が格段に減ります。

f:id:gray-zone-family:20200612161102j:plain

上の図を参考に給料を振り分けてみましょう。(村上由美「ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手にお金と付き合うための本」翔泳社、2019、p68より)

 

使用額と残金を可視化する

現金をいくつかの封筒に小分けにすると、「あといくら残っているか」が把握しやすくなります。あらかじめ予算を決め定期的に残金を記録すると、家計簿の代わりなります。

 

衣食住が疎かになってきたら要注意!

発達障害の人は趣味にお金をかけすぎて、衣食住が疎かになってしまいがち。「食事が適当になってきた」「部屋が趣味のもので溢れかえってきた」などが、衝動買いや使いすぎの目安となります。改めて自分の生活を振り返ってみましょう。
 

ギャンブルには近づかない!

依存性の高いギャンブルは借金の原因になります。特に衝動性の高いADHDの人は、ギャンブルに近づかないことが大切です。 

f:id:gray-zone-family:20200612163357j:plain

特にADHDはギャンブルに注意!


お金の管理を信頼できる人に任せる

金銭管理がどうしても苦手な人は、信頼できる家族などに任せることで心的負担が軽減します。いざというときは人に頼る、これが一番重要かもしれませんね。
 
 

発達障害でも詐欺にあわない!気を付けるべき4つのポイント

うまい話は存在しないと思え!

うまい話や「あおり」には乗らないこと!全てを疑ってかかることが大切です。「いついつまでに契約しないと~」というように、期限を急かすものは要注意です。
 

f:id:gray-zone-family:20200612162550j:plain

怪しい手紙やメールには絶対に返信しない

ADHD夫の場合、消費者金融を装った大量の手紙に悩まされていました。怪しい電話や手紙、メールには絶対に返信しないようにしましょう。手紙やメールの文面、電話番号などをネットで検索してみると、詐欺の手口に気づくことができる場合があります。
 

その場ですぐに契約しない

衝動性の高いADHDさん、話の裏を読むことが苦手なASDさん、契約書を読むことが苦手なLDさん、いい話があってもその場で契約するのは絶対やめて!必ず持ち帰って検討するようにしましょう。
 

家族など信頼できる人と一緒に契約する

特にLDの人は、契約内容の不利を見抜くことが苦手といわれています。1人で契約せずに、家族など信頼できる人と一緒に契約書を読むようにしましょう。また、契約の際には必ず誰かに同行してもらうようにしましょう。
 
 

おわりに~お金の問題は1人で抱え込まないで!

 
発達障害の人は、借金や詐欺の被害をはじめとする金銭トラブルが深刻化しやすいといわれています。
 

f:id:gray-zone-family:20200605232626p:plain

 
お金のやりくりに関する不安やトラブルは1人で抱え込まず、信頼できる人に相談してみましょう。
 
ADHDの夫は、お金のあれこれについて相談するために、発達障害者支援センターを利用しました。

 

gray-zone-family.hatenablog.com

  

また、詐欺をはじめとする金銭トラブルには、お近くの消費生活センター弁護士会を利用してみるのもありです。 
 
 
お金のやりくりが苦手な発達障害の人向けに、こんな本もあるのでぜひ参考にしてください↓

 
おしまい!