こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。
私たちは発達障害グレーゾーンの凸凹夫婦。夫はADHD、私はASDの傾向が強いです。週末は、夫とのコミュニケーションのズレがあって大変でした。
私も夫も相手の言葉や態度、表情で相手の心を勝手に判断してしまい、感情を取り違えてしまうことが多い。ASD傾向の私だけかと思ったら夫もわりとある😖💦
— はっさく🍊ADHD夫を支える妻 (@grayzone_family) 2020年10月26日
『えっ?なんでそーなる?そんなこと言ってないよ💦』
互いの「認知の歪み」に苦しめられる日々です。#ASD #ADHD #発達障害 #凸凹夫婦
私たちはこういうことが多すぎる(..;)そして、最近の重大な気づきは、認知が歪みやすい私たちに「空気を読むコミュニケーション」はそぐわないということです(;´Д`)
その空気、本当に読めている??
夫はもともと「空気を読むコミュニケーション」を好むタイプ。私のように感情を口にしたり、声を荒げたりせず、空気を読み合いながら生活するような家庭環境で育ったようです。
「空気を読む夫」と長年生活することで、私も知らず知らずのうちに「空気を読むコミュニケーション」に傾倒してきましたが・・・
だめだこのやり方は!私たちには全く合わない!!!
その理由は明確。私がよく「空気を読み誤る」からです。そして最近気づいたのは、「夫も空気を読めているようで読めていない」ということ。
私たちは互いに「認知の歪み」が強く、空気を読み誤ることがあるようです(;´Д`)
「認知の歪み」とは
「認知の歪み」とは、ある出来事に対して、事実とは歪んだ極端な捉え方をしてしまうことです。これによりネガティブ思考に陥ったり、人間関係の摩擦が起こったりします。これは多かれ少なかれ誰にでもあることですが、発達障害の人やHSPの人は、認知の歪みが強いといわれています。
『主な認知の歪み』*1
- 【二分割思考】白か黒かをはっきりと分ける
- 【完璧主義思考】「100点でなければ0点と同じ」と考える
- 【過度の一般化】ひとつの事象を見て、それを一般的なものと見てしまう
- 【選択的抽出】ある一面だけに注意を注いで、その他の側面を無視してしまう
- 【肯定的な側面の否定】いい面があっても「たいしたことはない」と否定する
- 【読心】根拠がないのに、相手の気持ちを決めつけて勝手な解釈をする(←これが「空気を読み誤る」大きな原因…)
- 【占い】「予測」をあたかも「事実」であるようにとらえる
- 【破局視】あるひとつの出来事で、破局的な見方をしてしまう
- 【縮小視】肯定的な特徴や経験を「取るに足りないもの」ととらえる
- 【情緒的理由付け】感情的なことが現実の見方を変えてしまう
- 【「すべき」という言い方】「~すべきである」という言い方が動機や行動を支配している
- 【レッテル貼り】わかりやすいラベルをつけてイメージを固定化する
- 【自己関連づけ】物事は複数の要因が関連しているのに、自分こそが最大もしくは唯一の原因であると考える
私たちが「空気が読めない」原因は、この「認知の歪み」 にあるといえます。
「認知の歪み」が「空気を読めなく」させる
認知の歪みのある状態で「空気を読むコミュニケーション」を続けた場合、どうなってしまうでしょう。
例えば表情ひとつとっても、相手がやけにしかめっ面なので「怒っているのではないか」とビクビクしてしまったり・・・
また、声色ひとつとっても、応答が素っ気なかっただけで「自分の話はつまらないんだ」と悲しくなったり、語気が少し強かっただけで「相手が自分を責めている!」と勝手に防御姿勢に入ってしまったり・・・
認知の歪みが激しいと、相手の意図や感情と切り離されたところで自分の感情だけが一人歩きしてしまい、それがコミュニケーションの齟齬を生み出します。
「空気を読むコミュニケーション」では、相手の言葉や表情、態度から相手の気持ちを正確に予測することが求められます。しかし認知が歪んでいる場合、相手の「空気を読み誤る」ことがあり、大きなすれ違いを生んでしまうことがあります。
また、空気を読んで相手のために行動したとしても、受け取る側の認知の歪みが問題で、相手にその好意が伝わらないどころか、誤った形で伝わってしまうこともあります。
私たちにとって「空気を読むコミュニケーション」は、空気を読む苦労のわりに得られるものが少なく、弊害も多いと感じます。
凸凹夫婦は空気を読まず、ストレートに伝え合おう
凸凹な私たちには、やはり「空気を読むコミュニケーション」はそぐわないのです。
これからは極力、空気の読み合いはしない!
コミュニケーションはストレートかつシンプルなものが一番です。
さらに、認知の歪みによるコミュニケーションの齟齬を極力少なくするために、以下のことを意識したいです。
- 感情を過不足なく言葉にして示す
- 取り違いを防ぐため、相手の話をさえぎらず最後まで聞く
- 相手の言葉の意図をしっかり取れているか、その都度確認し合う
- 会話の意図がズレてきたらその都度修正する
まとめ
今日は、凸凹夫婦の「空気が読めない」原因について考察しました。
私たちが「空気が読めない」原因、それは「認知の歪み」によるものが大きいです。
認知の歪みのある状態で「空気を読むコミュニケーション」を続けた場合、相手の「空気を読み誤る」ことがあり、大きなすれ違いを生んでしまうことがあります。
これからは極力、空気の読み合いはしない!
コミュニケーションはストレートかつシンプルなものが一番ですね。
凸凹夫婦のコミュニケーション修行は続きます(´д`)!
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