グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

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ADHD夫、銀行の電話窓口で撃沈・・・

こんにちは、はっさくです(^^)/
 
私の夫はお金の手続きが苦手です。
銀行やATMの手続きではADHDが悪さをするようで、必ずと言っていいほどミスが起きます。
だから夫は銀行が大嫌い。
 
先日、銀行に行くのを先延ばしにする夫のことをブログに書きました。
今日は半月ぶりのリベンジの日!
そのはずが・・・
 
 
 

お通夜の食卓

昨日、息子の寝かせつけを終えてリビングに戻ると、食卓で目を赤らめた夫がモソモソと夕食を食べていました。
その様子、まるで1人お通夜。
 

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あぁ、こりゃよからぬことが起こったナ・・・
直感的にそう感じ取りました。
 
聞けば、翌日の銀行手続きのことでいろいろショックなことがあったそう。
 
夫は今、金銭トラブルをいくつか抱えています。
もとはといえば、ADHDの夫が家計のやりくりをしていたのが原因・・・。
それに懲りた私たちは、日々の金銭トラブルに対処しつつ、お金の権限を夫から私に移行すべく奔走中です。
 
そんな中、先日コロナの影響で某銀行の窓口が完全予約制になってしまいました。
銀行へ行くハードルが上がってしまったのはかなりの痛手でしたが、夫が頑張ってくれたおかげで、今回は窓口予約も有休も取れました!
 
それなのに・・・なぜ??
 
 

銀行の予約窓口に立ちふさがる壁

お通夜の原因は、銀行からの予約確認の電話でした。
夫が手続き内容を担当者に伝えたところ、こんな返答が・・・
 
「お客様が窓口で行うことのできる手続きは現在ありません。お越しいただいても何もできません。」
 
え???何で?
 
どうやら、感染対策のため、窓口で行うことのできる業務を大幅に絞っているようで・・・
夫のしたい手続きは、「カードがあればATMでもできるから」という理由で、窓口では対応していないそうなのです。
 
わかるよ・・・冷静に考えればたしかに全部ATMでできる「簡単な手続き」ばかり。
でもそれは一般論なんだ。
 
夫はATMの操作がとても苦手で、必ずと言っていいほどミスが出ます。
度重なるミスのせいでATMの操作に不安がある夫は、ダメ元でこんなことを担当者に伝えたそうです。
 
  • 自分は発達障害で手続きのミスがとても多くて困っている。
  • 金額が大きく手続きも多いから、ATMだとミスが出てしまうかもしれない。
  • だから今回は妻に付き添ってもらい、窓口で直接手続きをしようと考えていた。
 
それでも担当者は、「それはカードがあればATMでできる簡単な作業だ」「数回に分けてやれば上限は越えないから大丈夫」など通り一辺倒の返答だったそうです。
 
 

ズタズタに傷ついた夫~できないのはおかしいの?

この一連のやりとりで、夫はすごく傷ついたといいます。
 
コロナで手続きができないことは仕方ない。
向こうも仕事だし、自分だけがワガママを言えるわけではない。
それは夫もわかっているし、冷静に考えれば、妻にATMの手続きを全て任せてしまうこともできる。
 
夫が傷ついたのはそこじゃない。
 
「どうして窓口にこだわるのか」
「カードがあればいけるはず」
「簡単な手続きだから」
 
そんな相手の、何気ない言葉一つ一つに、夫の心は深く傷つけられたのです。
 
どうしてできないのかなんて、自分でもわからない。
こんな「簡単なこと」ができない自分はダメダメだ・・・。
そうやって夫は、深く、深く、自分を責めるのです。
 
相手が悪いわけではない。
夫が悪いわけでもない。
 
でも・・・
 
発達障害の当事者が、日常の何気ない場面でこうやって傷つき、自分を責めているということ。
私がブログに書くことで、このことをせめて多くの人に知ってほしいのです。
 
私だけは、いつでもどこでも、そんな夫の味方でいようと思います。
 
読んでくださりありがとうございました。