グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

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ADHDは「ハプニングがないと退屈すぎて死ぬ」のか

「ハプニングがない人生なんて退屈すぎて死んでしまう」

妻をうならせたADHD夫の一言です。
 

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そんなにカバンに詰め込んでどうするの?

先日家族で遠出をしたときのこと。
日焼け止めがないだの、熱中症対策がどうだの、あれこれバタバタ準備する私に向かって、夫が一言。
 
「そんなにカバンに詰め込んでどうするの?」
 
···どうするのって、小さい子がいる遠出の外出は何が起こるかわからないし、いろいろ持っていかないとハプニングに対応できないじゃない。
 
「それって楽しいの?」
 
···楽しい?···
 
そう言われると言葉に詰まる(*¯ㅿ¯*;)
 
 

ハプニングが怖い

そもそも私はイレギュラーやハプニングがあまり好きではないというか、昔から突然の出来事への漠然とした不安と恐怖があります。
 
突然の出来事を前にした自分は、きっと必要以上に焦ったりイライラしたりしてしまうから、そうならないために何事も準備万端で挑むのです。
 
楽しいからやっているというより、楽しめなくなるのが怖いからやっている···。
 
でもたしかにその、予防線を張るような心の動き自体は、全然楽しくはない。
 

人生ハプニングがないと

夫は続けます。
 
「例えば旅行とか、何もかも計画通りに行くと俺はガッカリした気持ちになる。だからあまり準備していかないし、準備不足でアタフタ慌てるのも含めて楽しいって思う。」
 
そもそもハプニングがない人生なんて退屈すぎて死にそうだ、そんなことを夫は続けて言ってたっけな。
 
ADHDの夫は、見ていて危なっかしいくらいハプニングの多い人。
私はそんな夫といて、何度も心臓が止まりそうになっていますが、夫は夫なりにそんな人生を楽しんでいるようです。
実に夫らしい!
 
たしかに夫と行った海外旅行とか、美しい景色よりもやっちまったエピソードとかの方が記憶に残っているし、思い出すたびに何度も何度も話したくなる。
 
ハプニングは人生のスパイス。
ハプニングは楽しんだもん勝ち。
 
たまにはカバンを軽くして、着の身着のまま生きてみる。
そんなのもいいなぁと思いました。

 

おしまい(^^)/