こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。
今日から2回に分けて、【ADHDの集中力を飛躍的に高める方法】をテーマにお伝えします。
前編の今日は、「人が集中しているときの脳の働き」について解説します。
↓ADHDと集中力の詳しいお話は後編で(^^)/↓
ADHDの集中力を飛躍的に高める方法【後編】~ヒントは「あの時代」の習慣?! - グレーゾーンなわたしたち
脳の報酬系と集中力の関係
私たちが物事に集中しているとき、脳はどのように働いているのでしょうか。
脳の中には「報酬系」と呼ばれるところがあります。
報酬系は、美味しいものを食べたり、人と話したり、褒められたりしたときに快感を与えてくれるところです。
この報酬系は、集中力と深い関係があります。
ドーパミンが集中力を司る
報酬系の中枢に「側坐核」と呼ばれるところがあります。
人が心地のよい刺激を受けると、側坐核から脳内の神経伝達物質であるドーパミンがたくさん分泌されます。
すると、とてもポジティブな気持ちになり、その行為を「もっと続けたい」と感じるようになります。
脳がその行為を「生きるために必要」と判断すると、ドーパミンをたくさん分泌することで気持ちよくさせて、私たちをその行為に駆り立てる。
これが集中力のメカニズムです。
ドーパミンの前頭葉への影響
ドーパミンは報酬系だけでなく、前頭葉にも影響を与えます。
前頭葉もまた、人の集中力をつかさどる重要なところです。
ドーパミンによって前頭葉の働きがよくなると、脳内の膨大な情報を整理し、雑音を遮断し、目の前の物事に集中できるようになります。
まとめ
今日は、「人が集中するときの脳の働き」についてお話ししました。
快感を感じる脳の報酬系は、集中力との関係が深いといわれています。
①脳がその行為を「生きるために必要」と判断する
②報酬系からドーパミンがたくさん出る!
③気持ちいい!もっとしたい!と思う
④ドーパミンで前頭葉の働きも活発になる
⇒行為に集中することができる!
しかし!
ADHDの人の報酬系のシステムはちょっと特殊で・・・
なかなか一筋縄ではいかず、生きづらさを感じる人が多いのです。
後編では、ADHDの人が集中できない理由と、すぐにできる対象法を紹介します!
(^^)/
<参考>アンダース・ハンセン「一流の頭脳」2018、サンマーク出版(P105-P121)。
↓後編はこちら↓