グレーゾーンなわたしたち

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「普通じゃない」と思われてるんじゃないか病

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「普通じゃない」と思われてるんじゃないか病―
 
 これが、私の”病”です。
 

「普通じゃない」自分

昔から、「感覚が独特だ」「変わっている」「普通じゃない」と言われ続けてきました。
 
今思えば、その全てが負の意味ではなくて、「ユニークだね」「個性的だね」っていう感じの褒め言葉として使われていたこともあったんだろうな。
 
でも、私はその「普通じゃない自分」があまり好きではなくて・・・
そんな自分になかなか自信を持てないまま、大人になりました。
 

夫の言葉に涙する 

そんな私は、夫に「なんでそんなふうに思うの?」「その感情(感覚)はちょっとよくわからないな」などと言われるだけで、すごく悲しくなって大泣きしたり、夫に突っかかったりしてしまうときがあります(実際このパターンの喧嘩はとても多いです(__;))。
 
「皆が皆、お前と同じ感覚でいるわけじゃなんだぞ」
「俺とお前の感覚の違いをどうして認めてくれないんだ?」
 
夫の言うことは至極真っ当。
 
夫はただ、私の感覚が「自分の感覚とは違うから理解できない」ということが言いたいだけなのです。
 

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夫は自分が「普通」で、私が「普通じゃない」とは一言も言っていない。
それなのに、私はまるで「お前の感覚はおかしい」「お前は『普通』じゃない」と言われているような気がしてしまうのです。
 
そもそも人と人とは違うし、あなたと私は違って当然。
夫婦といえども理解できないこともある。
 
頭ではわかっているのになぁ・・・
 
自分の感覚や感情を夫に共感してもらえないだけで、ただそれだけで、
「夫は私のことを『普通じゃない』『おかしい』と思ってるんだ」
そう勝手に感じてしまう―
 
これが私の病です。
 

そこにあるコンプレックスは

わかってる。
これは全部、敏感すぎる私の認知の歪みなんだ。
夫の言葉に悪意を積極的に取りにいっているのは私の方だ。
 
でも、その歪みの背景には、「普通になれなかった自分」「普通になりたかった自分」という激しいコンプレックスがあるのです。
 
夫には、誰にも言えない「普通ではない(と自分で思っている)」感情や感覚も、全部そのまま理解してほしい。
夫にだけは、ありのままの私を全て受け入れてもらいたい。
 
そんな私の願望が強く出すぎてしまうとき、私の認知は歪むのです。
 
夫と対話を重ねるうちに、自分のことが少しずつ見えてくる。
 
辛いけど、そこに目をつぶらないようにしたいな。
 
おしまい。