こんにちは。はっさくです。
息子には、人一倍敏感な子(HSC/Highly Sensitive Child)の気質があります。最近息子の癇癪がエスカレートしていて、毎日ヘトヘトになりながら育児をしています。
最近、息子の癇癪について気づいたことがあります。どうやら息子の癇癪の強度は、「遊ぶ場所」によって大きく左右されるようなのです。
1.HSCの息子について
3歳の息子は、強烈な聴覚過敏と、母譲りのうっすらとしたASD特性を併せ持っています。
発達に関しては健診などでは引っかからない程度のうっすらとしたものであり、ちょっと「発達凸凹」があるHSC(人一倍敏感な子)ととらえて育児をしています。
息子の特性は以下です。
2.息子の癇癪の片鱗を見た先生の一言
「○○君、家ではいつもこんな感じですか?」
先日、息子の大癇癪を初めて見た幼稚園の先生が、驚いた表情でそう言いました。
息子は現在「森のようちえん」に通っています。「森のようちえん」なので、基本的には毎日自然の中でのびのび過ごしている息子ですが、その日はたまたま幼稚園の母親向けのイベントがあり、息子を園舎の中で遊ばせていました。
しばらくすると、家にいるときと同様の「大癇癪の嵐」に見舞われて・・・
私はイベントにはほとんど参加できず、息子の対応に追われました。
そんなときに言われたのが、先ほどの一言だったのです。
先生いわく、野外保育中はいつもゆったりとご機嫌で、バラエティに富んだ遊びをマイペースにしんでいるといいます。
息子に対応してくださった先生に、「家の中ではいつもこうですよ」と伝えると、彼女は目をまん丸にしてこう付け加えました。
「いつもお母さんがおっしゃっている育児の『困り感』が、ようやく実感として掴めた気がしました。○○君の知らない一面が見られてよかったです」
3.HSC息子の癇癪は場所に左右される?!
息子の癇癪の強さを左右する要因は、体調や気分、環境、天候など様々ですが、今日は「場所」にフォーカスして考えます。
息子の場合、先ほどのエピソードにもあるよう、「遊ぶ場所」が屋内か屋外かによって、癇癪の強度に変化が見られるようです。
3-1.「屋内遊び」は癇癪が起きやすい
屋内遊びをしているときの息子は、こだわりが強まり、うまくいかないことがある度にひっくり返って癇癪を起こすようになります。
積み木がピタッとくっつかない、塗装がはげている、電池が動かない、容器に入らない、蓋がきっちり閉まらないなど、おもちゃの細部が気になりだして止まらなくなり、それが次第に癇癪へと繋がります。ひとつのこだわりが解消するまで意識はそこに「張り付き」、気持ちの切り替えがなかなかできません。
例えば、息子は電車のおもちゃが大好きですが、線路を組み立てるおもちゃなどで遊ぶと、必ずといっていいほど癇癪が起きます。
息子の高い理想(こだわり)に対して、人工物のおもちゃの汎用性の低さ(遊びがカチッと決まっている感じ)が、どうも噛み合っていないようです。
室内で遊ぶと「こだわり」が刺激され、加速しちゃうんだ
3-2.「屋外遊び」は癇癪が起きにくい
反対に「屋外遊び」、特に遊具などのない自然の中で遊んでいるときの息子は、癇癪がほとんど起きないどころか、自分の世界に没頭し、思う存分遊びを楽しむことができます。
屋外遊び(自然の中での遊び)は屋内遊びに比べて汎用性が高く、HSCの息子には合っていると感じています。
遊びも空間も「カチッと」決められた室内遊びに比べ、自然の中では、遊びも空間も「フワッと」しています。
この柔軟さこそが、息子の「こうでなければならない」という癇癪を和らげてくれるのではないか、と考えています。
今の息子には「野外保育」という環境は最適なのかも!
4.まとめ
今日は、「場所によって大きく変わるHSC息子の癇癪」について考察しました。
今回述べたのは息子のケースで、全てのHSCや発達凸凹児に共通するとは限りません。
大切なのは、「この子はカンの虫が強い」の一言で片付けることなく、「なぜカンの虫が強いのかな?」とよく観察すること。
その子に合った環境にいることで、どの子でものびのびと育つし、子育てもグッと楽になると考えています。
(^^)/