グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

グレーゾーンなわたしたち

HSPの乱れた自律神経を整えるカギは「ゆらぎ」にあった!

f:id:gray-zone-family:20210512123225j:plain

こんにちは。はっさくです。

私も含め、HSPの自律神経は乱れやすいといわれています。

今日は、HSPの乱れた自律神経を整えるとっておきの方法をお伝えします。

ヒントはゆらぎ。ゆらぎとは何か、ゆらぎにはどんな効果があるのか、生活にどのように取り入れたらいいのか・・・これらについて詳しくお話しします。

 

HSPの自律神経は乱れやすい

HSP(Highly Sensitive Person/人一倍敏感な人)とは、「生まれつき周囲の刺激にとても敏感な性質を持った人」のことです。

HSPはアメリカの心理学者であるエレイン・アーロン博士が提唱した概念です。彼女によれば、HSPは人口全体の15~20%、つまり5人に1人の割合で存在するといいます。

HSPには以下の4つの特徴があります。

 

【HSPの4つの特徴】(DOES ダス)

①深く処理する(Depth of prosessing)

②過剰に刺激を受けやすい(Overstimulated)

③共感力が高く、人の感情の影響を受けやすい(Emotional reactivity and high Empathy)

④些細な刺激に気づく(Sensitibity to Subtleties)

<参考>心が疲れやすくて生きづらい…それは「HSP」かもしれません | 睡眠・休息・メンタルケア | サワイ健康推進課

f:id:gray-zone-family:20210512121618j:plain

HSPは人一倍鋭い感覚や感性を持っていて、人に深く共感することができます。中には芸術方面において優れた才能を発揮する人もいます。しかしあまりの敏感さゆえに、些細なことで傷つきやすく、疲れやすいという特徴もあります。

HSPは、特に脳の自律神経中枢が刺激されやすく、頭痛やめまい、吐き気、だるさ、動機といった自律神経症状に悩まされやすいといわれています。

<参考>もしかして「HSP」? 生きづらさを改善するためのコツ | ダ・ヴィンチニュース

HSPの私も、日々些細なことで大きな不安やストレスを感じやすく、頭痛や動機、だるさ、肩こりなどの症状が絶えません。

常に何かに追い立てられて神経がピリピリした状態が続いており(完全に交感神経が優位な状態です・・・)、家族からは「いつも気を張っている」「リラックスすることが下手」などといわれます。

 

自律神経を整えるゆらぎ

HSPの乱れた自律神経を整えるとっておきの方法、それは日常に些細なゆらぎを取り入れることです。

ゆらぎとは、「一定の平均値から少しだけズレた不規則な規則性をもつ現象」のこと。わかりにくいので、もう少しかみ砕いて説明します。

皆さんは自然に癒されたことがありますか。

そよ風、川のせせらぎ、木漏れ日、鳥のさえずり、波の音・・・感じているだけでざわついた心が落ち着いていくのがわかります。

f:id:gray-zone-family:20210512121858j:plain

人をリラックスさせるこれらのものには、ある共通点があります。それは、いずれも適度なゆらぎがあるということです。

自然界には直線がないように、自然現象には必ず不規則なリズム=ゆらぎが存在します。こうしたゆらぎがなぜ人をリラックスさせるのか。それは「自然の一部である私たち人間も、ゆらぎを帯びた存在だから」です。

心臓の鼓動、血液の流れ、呼吸のリズム・・・私たちの体には、たくさんのゆらぎがが存在します。そんな私たちが自然に触れることで、自然界のゆらぎが体内のリズムとシンクロして、最高に心地よくなれるのです。

ゆらぎは自律神経を整え、副交感神経を優位にしてくれるものです。

反対に、人工物に囲まれた都会やオフィスの環境、パソコンやスマホなどの電子機器に溢れた生活の中にはゆらぎは存在せず、交感神経優位の状態が続きます。このようにストレスフルな現代社会では、HSPの心身は全く休まりません。

よって、私のように自律神経が乱れやすいHSPは、日常生活にゆらぎを取り入れて、上手にリラックスすることが大切です。

<参考>MAGAZINE HOUSE MOOK Tarzan特別編集『決定版 自律神経を整える。』マガジンハウス、2020(P16).

f:id:gray-zone-family:20210512122124j:plain

 

生活にゆらぎを取り入れて上手にリラックスしよう

ゆらぎを日常に取り入れる方法は、以下のようなものがあります。

 

【日常にゆらぎを取り入れる方法】

窓を少し開けてみる・・・光や風の変化を感じる

サーキュレーターの首振り機能を活用・・・エアコンの風にゆらぎを生じさせる

キャンドルをともす・・・キャンドルの揺れには適度なゆらぎがある

ヒーリング音楽を聴く・・・自然音の音楽など。モーツァルトも○。モーツァルトの曲にヒーリング効果があるのは、規則性と不規則性が交互に入れ替わるゆらぎが存在するから!

部屋に観葉植物を置く

木に囲まれた空間で過ごす・・・木造のカフェとかでも◎

バスや電車の揺れに身を任せる・・・乗り物の中で眠くなるのはゆらぎのせい。電車の中ではスマホを見ずにゆれを感じてリラックスしよう!

公園を散歩する

森林浴に出かける

f:id:gray-zone-family:20210328104857j:plain
はっさく

毎日大自然の中に行かなくても、少しの工夫でゆらぎを簡単に取り入れることができるよ!

<参考>

MAGAZINE HOUSE MOOK Tarzan特別編集『決定版 自律神経を整える。』マガジンハウス、2020(P16).

リラックスに深くかかわる「1/fゆらぎ」って知ってる? | キナリノ

どうして人は音に癒しを感じるの?音がもたらす癒しの秘密とは? | RELAXOUNDオンライン

 

まとめ

今日は、HSPの乱れた自律神経を整えるゆらぎについてお話ししました。以下にまとめます。

 

●HSPの自律神経は乱れやすい

HSP(Highly Sensitive Person/人一倍敏感な人)

 =生まれつき周囲の刺激にとても敏感な性質を持った人

HSPは脳の自律神経中枢が刺激されやすく、様々な自律神経症状に悩まされやすい。

 

●自律神経を整えるゆらぎ

ゆらぎ一定の平均値から少しだけズレた不規則な規則性をもつ現象。

・自然の中にあるゆらぎが、私たちの心身を癒やす!

・ゆらぎは自律神経を整える働きがある⇒副交感神経優位

⇒ストレスフルな現代社会に生きるHSPは、意識的に生活にゆらぎを取り入れたい!

 

●生活にゆらぎを取り入れて上手にリラックスしよう

毎日大自然の中に行かなくても、少しの工夫でゆらぎを簡単に取り入れることができる。

 

自律神経の乱れやすいHSPさんは、意識的にゆらぎを生活の中に取り入れて適度にリラックスしてくださいね☆
(^^)/