こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。
ADHDの夫は、不注意による「うっかり」が日々耐えません。
最近特に、夫の忘れ物がエスカレートしていて悩んでいます。
夫の忘れ物は、なんかもう、いろいろとすごい!どうすごいのかというと・・・
忘れ物に忘れ物を重ねる!
という感じです。この負の連鎖をどうにか断ち切りたい!
今日は、「不注意に不注意を重ねるADHDの原因と対策」について考察しました。
ADHDの夫は、不注意に不注意を重ねる?!
最近の夫、「不注意に不注意を重ねる」ことが非常に多くて困っています。
特に多いのが「忘れ物」。妻が思わずこんな嘆きをツイートしてしまうほどです・・・↓
忘れ物を回収しに行く途中で新たな忘れ物をする夫に、妻は言葉を失っています…😇#ADHD #ADHDあるある
— はっさく🍊ADHD夫を支える妻 (@grayzone_family) 2021年3月14日
ちなみにこの日は、オフィスへの貴重品の忘れ物を取りに行く途中、オフィスのカギを忘れたことにハッと気づいてしまったという・・・(貴重な休日が(ToT))

ガーン!カギがないとオフィスに入れない!

完全に無駄足やんけ!
また先日は、落としたICカードを忘れ物センターに取りに行った帰りに、見事やらかしてきました・・・↓
【昨夜の夫】
— はっさく🍊ADHD夫を支える妻 (@grayzone_family) 2021年3月23日
先日落としたICカードを忘れ物センターに取りに行き、安心しきってリュックを電車に置いてくる。
👦🏻「ちょっとあまりに
ADHDすぎない?!?!」
👧🏻「自分やがな」#ADHD #ADHDあるある
そして昨日はこれ。前回忘れたリュックを取り戻すため、再び忘れ物センターに足を運んだものの・・・
リュック本体を自転車の前カゴに忘れて手ぶらで帰宅しました↓
自転車置き場にて。
— はっさく🍊ADHD夫を支える妻 (@grayzone_family) 2021年3月30日
昨日夫ががんばった形跡が!
忘れたカバンを忘れ物センターに取りに行き、ここに一晩放置してまた忘れるという…🤣
惜しい!あと一息!#ADHD #ADHDあるある pic.twitter.com/NNwnKSJ23M
このように、最近の夫はとてもそそっかしくて、忘れ物に忘れ物を重ねています。

あ~ん!何だかすごいもどかしい!

わざとじゃないんだよ!
原因~「不注意に不注意を重ねる」ときのパターン
夫の場合、特に多いのが「忘れ物」ですが・・・
ADHDの人の中には、仕事でのミスが立て続けに起こってしまう人、予定が立て続けに抜けてしまう人など、様々な人がいることでしょう。
ADHDの夫が「不注意に不注意を重ねる」とき、そのほとんどが以下のパターンに集約されます ↓
1.不注意が起こる(夫の場合、忘れ物)
↓
2.「しまった!何とかせねば!」と焦る
↓
3.パニックに陥る
↓
4.新たな不注意が起こる
夫の場合、不注意が起きたときの

やっちまった!
が大きければ大きいほど、それが新たな不注意の火種になってしまうようです。
このように不注意が重なることで、
★課題に対して慎重になりすぎてしまう
★課題を先延ばしてしまう(先延ばし癖)
などに陥りやすく、問題をさらに深刻化させてしまうことがあるので要注意です。
夫の場合、過去に支払いミスを何度も繰り返してしまったことがあり・・・
支払いに対して慎重になりすぎたり、支払いを先延ばしたりなどして、諸々の支払いの遅延金や借金などが膨れあがり、大変なことになりました(ToT)
対策~不注意の連鎖を断ち切る3つの方法
「不注意に不注意を重ねる」パターンが見えると、対策も立てやすくなります。
ここで、不注意の連鎖を断ち切るための3つの方法を紹介します。
1.「不注意そのもの」を減らすシステムづくり
不注意の連鎖を断ち切るために最も大切なこと。それは、不注意を最小限に抑えることです!

そうか!俺が不注意をなくすよう頑張れば・・・!
いやいやいや!頑張るって、どうやって?闇雲に頑張っても、自信を失ってしまうだけですよね。
大切なのは、不注意を起こすときの自分の状態を冷静に振り返ってみること。そこにヒントがあるはずです。
夫の場合、疲れが溜まると不注意が加速するため、まずは疲れをためないことが大切です。
また、一度にこなすタスクの量が増えると不注意が置きやすいため、明日に回せるものは明日に回すなど、タスクの量を絞ることを心がけています。
他にも、夫の不注意を減らすために、具体的な対策をしています。
※To-Doリストを使うときの対策↓
gray-zone-family.hatenablog.com
※手紙をなくさないための対策↓
gray-zone-family.hatenablog.com
忘れ物に関しては、指差し確認も有効です↓
gray-zone-family.hatenablog.com
ADHDであっても、工夫次第で不注意をある程度減らすことができます。
2.不注意が起きたときの焦りを最小限にする
ADHDの人の場合、不注意を減らすことはできても、完全になくすことはとても難しいですよね。
そこで、不注意が起こってしまったときの対策を立てる必要があります。
不注意が起こったときの大敵、それは先ほども述べた・・・

やっちまった!
↑これ!パニックに陥ることです。 これを防ぐためには、
①「不注意が起こる自分」を自覚する
② 不注意が起きたら、一呼吸取ってから対処する
が大切です。
②は特に重要!パニックになった頭ですぐに問題に向かうと、夫の場合必ずといっていいほど失敗します。それが繰り返されると、自己肯定感をかなり低下させてしまいます。
焦っても深呼吸をするなどして、気持ちを落ち着けてから対処するのがベター。深呼吸以外にも、トイレに行く、顔を洗うなど、気持ちを切り替える方法を自分なりに持っていると強いですね。
3. 周囲の理解を得て力を借してもらう
2.と関連して重要なのが、周囲の理解を得て力を貸してもらうことです。
例えば、不注意が起きたときの焦りを最小限にする対策をとっていても、周囲の何気ない一言でパニックが加速してしまうことがあります。
我が家の場合は、夫が不注意を起こしたときの妻のいらぬ一言が、夫のさらなる不注意を呼んでしまうという悪循環を、過去に何度も起こしています・・・。

バカヤロー!いい加減にしろ!!!

すみませんすみません!!!!!(パニック加速・・・)
これを防ぐための近道。
それは、大切な人に対して、自分の特性をあらかじめ伝えておくことです。

忘れっぽいところがあるから、時間になったらリマインドしてくれると助かる!

焦ると衝動的になりやすいから、そうなっていたら止めて!

耳が敏感だから、大きな声で怒らないで!
↑これは夫が実際に話してくれた自分の特性についてです。
このように、自分の特性と合わせて、どう助けてほしいかを具体的に伝えることで、周囲の人も助けやすくなります。
不注意の連鎖を防ぐために、賢く周囲を味方につけましょう。
まとめ
今日は、「不注意に不注意を重ねるADHDの原因と対策」について、夫の例から考察しました。
◆原因~不注意に不注意を重ねるパターン
1.不注意が起こる
2.「しまった!何とかせねば!」と焦る
3.パニックに陥る
4.新たな不注意が起こる
上記の焦りとパニックが、新たな不注意を起こしてしまう原因です。
◆対策~不注意の連鎖を断ち切る3つの方法
1.「不注意そのもの」を減らすシステムづくり
2.不注意が起きたときの焦りを最小限にする
3.周囲の理解を得て力を借してもらう
ADHDであっても、周囲を巻き込んであれこれ工夫することで不注意を最小限に減らすことができます。
夫の忘れ物対策に関しては、我が家もまだまだ不十分なので、さらに頭を使って対策を練っていきます。
(^^)/
※不注意を繰り返すADHD当事者へ向き合うときは「課題の分離」が有効です↓