グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

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夫が「ADHD」だったらいいのにと思ってしまった〜ADHD夫を支える妻のつぶやき

こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。

いっそ夫が「ADHD」だったらよかったのに・・・

初めてそんなことを思った日、胸が苦しくなりました。

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夫はADHDグレーゾーン

夫はADHDグレーゾーン

発達障害の診断名はありません。

でも、夫の抱える生きづらさは、ADHD当事者のそれと限りなく近いと感じています。

夫は特に、お金の管理が苦手で、数え切れないほどの失敗を繰り返してきました。

gray-zone-family.hatenablog.com

夫は数年前にWAISを受けていますが、凸凹の高低差はなんと40近く。

医師からもADHDの傾向が非常に強く出ているといわれています。

「診断の有無はどうされますか?」

医師は、発達障害の診断を望んでいるかどうかを私たちに問いました。

(こちらの意思を最大限尊重してくださる、素晴しいお医者さんでした)

「診断名はいりません」

当時の私たちにとっては、診断の有無はどうでもよくて・・・

そもそも受診の目的は、彼の苦手を理解し、生活に生かすことでした。

診断名があろうがなかろうが、夫は夫、それ以上でも以下でもない、

それで何かが変わるなんて、思っていなかったのです。

 

夫が「ADHD」だったらいいのにと思ってしまった

先日夫は、義母と大喧嘩をしました。

義母には夫の抱える苦しみが、

何一つとして伝わっていませんでした。

「そうはいってもグレーなんでしょ」

「何とかならないの?」

「いい加減しっかりしなさい」

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以前から、彼女の言葉の端々に感じていた違和感

今回それが、形としてはっきり現れてしまったようです。

義母は、夫の抱える生きづらさなどどうでもよくて、

夫の引き起こす金銭問題の深刻さだけを問題視しているようで・・・

この人は、夫の抱える金銭問題を、

ADHDの問題としては見てくれていないのだ

まるで空を切るような、どうしようもない無力感を感じました。

私は怒りと悔しさで胸がいっぱいになりました。

そして・・・

夫が「ADHD」だったらよかったのに。

そんなことを思ってしまいました。

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夫が今より生きやすくなるならば

発達障害グレーゾーンであること。

白でも黒でも、何者でもない私たち。

少し生きづらいけれど、それが私たちの実態に近いと思っていたし、

たとえそれで苦しむことがあったとしても、それでいいと思っていました。

・・・「グレーゾーン」は「グレーゾーン」として置いておく、そこにあえて名前をつける必要はないということ。それが私たちの実体に最も近いからです。

「普通」と「発達障害」の境界はとても曖昧です。ADHDと診断されようがされまいが、夫は夫。何かが変わるわけではないのです。

 

 ↓「グレーゾーン」のつぶやきより↓

gray-zone-family.hatenablog.com

でも、この数年で夫も変わってきていて・・・

ADHDとして見られることをあれほどまでに嫌っていた人が、

「ADHDである自分を理解してもらえると、ものすごく安心する」

とこぼすようになりました。

さて、どうしたものか・・・。

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「グレーゾーン」のまま生きるか、「ADHD」として生きるか。

本音としては、そんなことを気にしなくても、

夫が夫らしく生きていけたらいいのになぁと思っています。

(>_<)

 

 ※「障害を嫌い、障害にすがる」・・・過去にはこんな葛藤もありました↓

gray-zone-family.hatenablog.com