グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

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世界の中心で叫びたかった言葉〜ADHD夫を支える妻のつぶやき

世界の中心で叫びたかった。

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「それは私じゃない」

そう大声で叫びたかった。

 

「今月の支払い、まだですか」

困り顔の生協のお兄さんに向かって、叫びたかった。

それは、私じゃない。

 

「家賃の滞納、またですか」

呆れ顔の大家さんに向かって、叫びたかった。

それは、私じゃない。

 

「カードの返済、滞納続けば解約です」

痺れを切らすカード会社の人に向かって、叫びたかった。

カードの名義は私でも、

それは、私じゃないんだ。

 

他にも・・・

「ガス代滞納、困ります」

「電気に水道、止めときます

「市税の支払い、いつですか」

「奨学金の返済、まだですか」

「保険の契約、もう切れます」

「ケータイ代、支払い意思はありますか」

「借金の返済、どうなっていますか」

・・・

 

続けば、社会的信用を失います。

続けば、財産を差し押さえます。

続けば、裁判に訴えます。

 

私の知らない世界のことを、皆が私に聞いてくる。

そして、しきりに訴えてくる。

 

なぜ?

それは私が夫の妻だから

 

私はADHD夫を支える妻

だから、何度も何度もこういってきた。

 

「すみません」

「ご迷惑をおかけします」

「次は気を付けます」

 

何度も頭を下げながら、

私の頭はハテナでいっぱいだった。

私の心は悲しみでいっぱいだった。

 

私はいつも、世界の中心でこう叫びたかった。

 

「それは、私じゃない!私のせいじゃない!

 

そして、皆に聞こえるようにこういいたかった。

 

「夫は、ADHDなんだ。

  誰か、私たちを助けて!」

 

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今でもたまに叫びたくなる。

でも、もう投げ出さないと決めたから、

それは心の中だけで叫ぶようにしている。

そしてここで、しっかり吐き出させてもらう。

 

。゜(゜´Д`゜)゜。

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

この数年で、夫はだいぶ変わりました。

でもたまに、夫との過去が思い返されて苦しくなることがあります。

夫との今が苦しいと感じることがあります。

夫との過去、そして今、全て笑い飛ばせる日が来るといいな。

 

 ※ADHDの夫と生きるということは・・・↓

gray-zone-family.hatenablog.com