こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。
昨日はこんな記事を書きました。
gray-zone-family.hatenablog.com
昨日に引き続き、感情とコミュニケーションの話です。
今日は、怒りで爆発しそうなときのコミュニケーションのコツを紹介します。
気持ちを伝えることと、感情をぶつけることは違う
夫にはADHDの傾向があります。日常生活でたくさんの不注意を引き起こす夫の周りでは、金銭トラブルなどが絶えません。そのとばっちりを受けやすい私は、不安、焦り、悲しみ、激しい怒りなど、夫に対する強い感情に苛まれることがあります。
怒りの渦中にあるとき、その感情とどう向き合うか。
「私さえ我慢すればそれで丸く収まる」
そう思っていた時期もありましたが、そんなアンフェアな夫婦関係は、発達障害の有無に関わらず健全とはいえません。
怒りは相手に、適切に伝えるべきです。
ここで大切なのは、気持ちを伝えることと、感情をぶつけることは違うということ。
マイナスの気持ちをありのままに伝えようとすることは、感情的になることではないのです。
(平木典子「人間関係が驚くほどうまくいく いいたいことがきちんと伝わるレッスン」2008、大和出版p27)
相手に怒りをぶつけたり、相手を激しく非難したりすることは、相手と良好な関係を築くどころか、関係を壊してしまいかねないため注意が必要です。
一番伝えたい気持ちをしっかりつかむ
相手に感情をぶつける代わりにすべきこと。それは、自分の気持ち(怒りや悲しみなど)を正確につかまえて、冷静な言葉できちんと伝えることです。
ここで大切なのは、自分の気持ちの全てを伝えようと欲張らないこと。人と人はそれぞれ違いますから、自分の思いの全ては伝えられません。
「一番伝えたい気持ちは何か」
怒りの渦中にいるときほど、ゆっくり時間をかけてそこに神経を集中させ、一番伝えたい気持ちだけを正確に伝えるよう心がけます。
このことは、激しい怒りをコントロールすることに繋がりますし、普段から自分の本当の気持ちを知る訓練にもなります。皆さんもぜひ試してみてください。
(^^)/
<参考>平木典子「人間関係が驚くほどうまくいく いいたいことがきちんと伝わるレッスン」2008、大和出版p27-p30
※発達障害者を支える家族だって感情を出していい、そう思えるようになった↓
gray-zone-family.hatenablog.com
※アンガーマネジメント「イライラ日記のつけ方」↓