グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

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自分の「本当の気持ち」がわかる人、わからない人、決定的な違いは?

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こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。

今日は感情とコミュニケーションの話。

皆さんは、自分の本当の気持ちを理解することができていますか。私はたまに、それがわからなくなります・・・。

自分の本当の気持ちがわかる人とわからない人、決定的な違いは何でしょうか。

 

本当の気持ちがわからなくなるとき

ASD傾向の私ですが、昔はもっと感情表現がストレートだったように思います。悲しい、嬉しい、腹が立つ、楽しい、もっと素直に言葉にできていたのに・・・

大人になった今、自分の本当の気持ちがわからなくなることが増えました。結婚して、家族ができて、自分のことが後回しになりがちな毎日の中で、心の違和感に気づきにくくなったように感じます。

また、夫は私以上に気難しく理屈っぽい人で、こちらの感情が伝わりにくいと感じることがあります。(夫はADHDですが、ASD傾向もかなり強いです。)

夫と話していると、感情の迷路に迷い込むことがあります。シンプルな感情の話をしたかったはずなのに、うまく伝えようと言葉を尽くすあまり、いつの間にか理論的な言い回しになってしまい・・・結局何がいいたかったのかがわからなくなるのです。

昨日も夫と喧嘩して、話が拗れに拗れて・・・本当の気持ちを見失いそうになりました。

 

コミュニケーションの出発点は「感情」

 「話したい」「伝えたい」という気持ちは、私たちの中に赤ちゃんのときから自然に備わっているものです。

子育を通して日々感じることですが、子どもの感情表現は本当に豊か。泣いたり、笑ったり、怒ったり・・・全身で感情を表現してくれます。

コミュニケーションの出発点は、本来こうした「感情」にあります。

それにもかかわらず、現代社会に生きていると、コミュニケーション方法ばかりに目が行ってしまい、本当の気持ちが置き去りにされていることにすら気づけないことがあります。

(参考:平木典子「人間関係が驚くほどうまくいく いいたいことがきちんと伝わるレッスン」2008、大和出版p16-p18) 

 

自分の「本当の気持ち」がわかる人、わからない人

自分の本当の気持ちがわかる人とわからない人、決定的な違いは何なのでしょうか。

前者は、感情をありのままに受け止めることができています。一方、後者は、感情を押し殺す癖がついてしまっています。

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感情には本来、善し悪しはありません。しかし多くの人は、怒りや悲しみのようなネガティブな感情を「悪」と決めつけ蓋をします。これを繰り返すと、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまうのです。

こうした傾向は本人だけの問題ではなく、幼少期の愛着形成の問題も複雑に絡んできます。

周囲の大人たちは、自分にとって受け止めやすい感情は「プラスの感情」として喜んで受け止めますが、怒りや悲しみのように受け止めにくい感情は、「マイナスの感情」だと決め付け、ありのままに受け止めない傾向があります。(p18)

 (参考:平木典子「人間関係が驚くほどうまくいく いいたいことがきちんと伝わるレッスン」2008、大和出版p17-p19) 

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幼少期から周囲に植え付けられてきた間違った価値観が、自分の本当の気持ちを見えにくくさせているかもしれません。

 

ネガティブな感情から目を背けない!感情を吐き出すワーク

本当の気持ちを理解するには、自分の感情全てを受け入れることが必要です。特にネガティブな感情に目を背けず、しっかりそこに向き合うことが大切です。

「向き合う」というのは、自分の気持ちをとことん吐き出し深掘りしていくことです。私の場合、こんな方法で自分の気持ちと向き合う作業をしています。

 

【付箋を使った感情を吐き出すワーク】

<いるもの>付箋、紙、ペン、色ペンなど

 ①付箋に思いつくまま次々と感情を書き出す

書き出しながら「なぜそう思うの?」「どうして?」と自分に問いかけると思考が深まります。短い言葉でもOK!同じ言葉や感情が繰り返し出てきてもOKです。気持ちがニュートラルになり落ち着くまで続けます☆

②書いた付箋を紙に貼って分類する(マッピング)

付箋を分類することで、感情がどこに偏っているかが一目瞭然になります。また、何度も出てきているキーワードも、自分の感情を知る手がかりになります。

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これは私が最近書いたものです。

夫と喧嘩して怒りが爆発しそうなとき、ショックな出来事があってひどく落ち込んでいるとき、決断に迷っているときなどに適宜行うことで、感情を冷静に見つめ直すことができます。

 

まとめ

今日は、本当の気持ちがわかる人とわからない人の違いをお話ししました。

コミュニケーションの出発点は「感情」です。本当の気持ちありきのコミュニケーションは、心と心が通じ合う素晴しいものです。大人になった今こそ、「本当の気持ち」や「本当の自分」を大切にしていきたいです。

(^^)/

 

 ※「感情を肯定する」ことは、夫の発達障害を受け入れるためにも必要です↓

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「怒り」と向き合うことは永遠のテーマです↓

gray-zone-family.hatenablog.com