こんにちは。【ADHD夫を支える妻】はっさくです。
季節の変わり目で鬱々している我が夫、最近は不注意、物忘れ、先延ばし癖と・・・ADHDが全開です。
最近困っていることは、夫がものすごく攻撃的だということ。私が問題の周辺に触れようものなら・・・
だてに【ADHD夫を支える妻】をやっていない私、夫が怒る理由をだいぶ理解できるようになってきました。
(理解できることと、その怒りを受け流せるかはまた別問題です・・・(゚´Д`゚))
今日は私自身が冷静になるために(!)、先延ばし癖を指摘されてイライラするADHDの夫の心理を分析してみました。
前提条件:「怒り」=「心のSOS」
夫の心理を分析する前に、怒りの感情が示すものについて考えます。
心理学では怒りを二次感情と呼んでいます。
怒りの裏には、不安、恐怖、悲しみ、焦り、羞恥、困惑などといった一次感情が必ず存在します。それらの感情が処理できず溢れ出たときに、怒りとなって表出します。怒ることで心を守っているのです。
以上のことから、「怒り」=「心のSOS」と捉えるべきでしょう。
gray-zone-family.hatenablog.com
先延ばし癖を指摘されてイライラするADHD夫の4つの心理
この前提にたったとき、ADHDの夫が先延ばし癖を指摘されたときにイライラする理由を、少し理解できるようになります。
夫は私の指摘に対して、以下のようなSOSを発信しているのです。
その1「その問題に触れられるとしんどい」
夫が先延ばしにしている問題について私が口にすると、夫はすぐに不機嫌になります。
何で今このタイミングでいうんだよ!?
こちらも思わずカッとなって、
あなたが先延ばすからでしょ!
となりがちですが…
ここで立ち止まって考えたいです。
ADHDの夫にとっては、その問題に向き合うことも、先延ばしにしている自分自身に向き合うことも、相当なストレスを感じる作業のはず。
夫にとってそれは「触れられたくないほどしんどい話題」であり、そこをつつかれたことによる焦りや困惑が怒りとなって現れるのです。
その2「ちゃんとやろうと思っているのに」
ADHDの先延ばし癖は、その問題を必ずしも忘れているわけではありません。
心の片隅には「やらなきゃ」という思いがあるのに、「面倒だな」「苦手だな」など何らかの理由でブレーキがかかってしまう・・・それが「先延ばし癖」の正体です。
夫はよく私にこう言います。
俺はちゃんとやろうと思っているんだ!
たしかにやろうと思っている。
でもなぜか体が動かない。
できない自分にただただ焦る。
夫の怒りは、そんなもどかしさからくるものかもしれません。
その3「そんなに責めないでくれ」
例えば、夫の先延ばし癖のせいで光熱費の支払い期限を大幅に過ぎてしまったとき、一番「やっちまった」と思っているのは私ではなく夫自身です。
そういったとき、たとえこちらの口調が柔らかかったとしても、夫はその問題の周辺に触れられるだけで、カッと怒りのスイッチが入ります。
そんなに責めなくたっていいだろ!!!
先延ばしがよくないことであるとわかっていてもそうなってしまう。
恥ずかしい、情けない、悲しい、焦る…いろんな感情があるのでしょう。
こんなとき夫は、人から責められることにかなり敏感になっています。
私に怒ることで自分の繊細な部分を守っているのだと感じます。
その4「自分のペースでやらせて」
先延ばしている問題に触れたとき、こんなこともよく言われます。
何でいつもそんなに急かすんだ!!
切羽詰まっているときほど「急かされた」と感じるようで、途端に怒りの防御姿勢に入るのです。
夫はこだわりが強く、自分のタイミングでしか絶対に動きません。苦手なことほど落ち着いて自分のペースでやらないとパニックに陥ってしまう、そんな恐怖心もあるでしょう。
それを知っている私は、なるべく彼のペースを尊重したいとは思っていますが・・・期限のあるものはそうもいかず、悩みは尽きません。
まとめ
以上、ADHDの夫が先延ばし癖を指摘されたときにイライラする心理をまとめてみました。
以前の私は「タイミングが悪すぎる!」「そんなに責めるなんてひどい!」などという夫の言葉を真に受けて、夫と一緒に悲しくなったりイライラしたりしていました。
でも、夫が怒るのは彼が彼自身の問題で苦しんでいるからであり、厳密には私のせいではない。
最近ようやくそう思えるようになりました。
夫の気持ちは理解できるしその感情自体は否定しない。
でも、私に矛先が向くのはやっぱり辛い。
そんな私自身の感情も決してため込まず、夫に上手に伝えていきたいです。
(^-^)/
※夫の先延ばし癖については以下も合わせてどうぞ↓↓
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