グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

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【モスキート音】って知ってる?~聴覚過敏なADHD夫が嫌いな音

こんばんは。【ADHD夫を支える妻】のはっさくです(^^)/
 
皆さんはモスキート音(モスキートーン)をご存じですか。
通常は若い人にしか聞こえないとされている非常に高い音ですが、聴覚過敏の夫にはとてつもなく不快な音として聞こえるそうです。
 

モスキート音とは?

モスキート(Mosquito) とは英語で「蚊」という意味で、モスキート音(別名:モスキートーン)とは、「蚊が発する不快な羽音」のことです。人が聞くことのできる音域は20Hz~20kHzですが、モスキート音は17kHz前後と非常に高い音です。

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モスキート音は「若者にしか聞こえない音」であると言われています。
 
人間の聴力は年齢とともに低下しますが、その衰えは特に高い周波数で顕著です。
 
例えば、10代後半の高校生と20代前半の大学生は、年齢的には大して差はありませんが、非常に高い周波数の聞こえ方には明らかな差があることが認められています。
 
このことから、高音は低音に比べ早い時期から衰えやすいということがわかります。
 
若い人は不快に感じるモスキート音ですが、中高層の人にはそもそも聞こえにくく、不快に感じることが少ないといえます。
 
この性質を利用して、若者向けの治安維持対策として日本でも導入されるようになってきています。またネズミ対策としてモスキート音が使用されることもあるそうです。
 
 

モスキート音と聴覚過敏の夫

夫はモスキート音が大の苦手です。
 
ADHDの夫はひどい感覚過敏の持ち主です。中でも聴覚がひときわ鋭く、通常は聞こえないような高音が聞こえてしまうため、繁華街や住宅街に鳴り響くモスキート音に苦しんでいます。
 
夫は街を歩いている途中、いきなり顔をしかめて耳を塞ぐことがあります。夫よりはるかに若いティーンエイジャーたちが気にせず通り過ぎている場所でも、モスキート音が鳴るたびに足を止めて不快そうにします。
 
私にも聞こえるものの耳を塞ぐほどの不快さはありません。しかし夫はモスキート音の入るスイッチの音までハッキリ聞こえ、その場にいられないほどの不快感を感じるそうです。
 
近所の商店街や住宅街の中でも鳴っているようで、「どうして皆平気なのかわからない。早くこの場から立ち去りたい」とイライラ。
 
ちなみに夫は、人工的なモスキート音に限らず、家の中で羽虫や蚊が飛んでいる音(ナチュラルなモスキート音ですね)にも敏感です。同じ部屋にいたら離れていても聞こえるらしいです。追い払わないと安眠できないので、夜な夜な孤独に蚊と格闘していることも・・・。切ないですね(゚´Д`゚)
 
 

皆さんの耳年齢は?

発達障害や感覚過敏のある方は、年齢にかかわらずモスキート音が聞こえるかもしれません。

あなたの耳年齢はいくつですか?モスキート音が聞こえますか?

下記のリンクで一度チェックしてみるのも面白いかもしれません。
 
 
おしまい!
 
 
【参考リンク】
 
※夫には感覚過敏だけではなく「感覚鈍麻」もあります。

gray-zone-family.hatenablog.com