グレーゾーンなわたしたち

【ADHD夫を支える妻】はっさくのブログ。発達障害、HSP、メンタルトレーニング、教育に関するあれこれを発信中!

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引っ付いて離れない頭~ちょっとASDでHSPな私

こんばんは、はっさくです(^-^)
週末は妹と久々に出かけて癒されました♡
 

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さて、先週は夫のADHDにまつわる話が中心だったので、今日は私自身の話をします。
 
今日のテーマは、ちょっとASDでHSPな私の【引っ付いて離れない頭】についてです。
 
 

グルグル止まらぬ不安

ある日の夕方、急な買い物のために、すこし遠くの店まで自転車で行くことになりました。
 
 自転車を走らせてしばらく経つと、不意にこんな不安が頭をよぎりました。
 
「コンロの火、ちゃんと消したかな?」
 
出がけに夕飯の準備と息子のイヤイヤが重なってバタバタしており記憶は曖昧・・・しかし今更引き返すわけにもいかず、不安なまま自転車を走らせました。
 
そしてふと手元を見た瞬間、今度はこんなことが気になりだしたのです。
 
「電動自転車の充電が少ない!帰りまでもつかな?」
 
道中は急な坂が多く充電が切れたら帰ってこられなくなってしまうかも・・・。不安はますます募り、それでも自転車を走らせ続けました。
 
すると今度は、遠くの空がだんだん分厚い雲に覆われ、雷が鳴り始めました。
 
「雨が降ったらどうしよう。雨具持ってきていない・・・」
 

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不安がグルグル止まらない・・・
 
一度浮かんだこれらの不安は、消えることなく私の脳を圧迫し続け、買い物中も帰り道も心臓のバクバクが止まらず、ヘトヘトになりました(結局火も消し忘れていなかったし、充電ももったし、雨にも降られませんでした・・・)。
 

【引っ付いて離れない頭】

次から次へと不安が浮かんで、それに支配され続ける頭。
ある考えに埋め尽くされて、他のことが手につかなくなる頭。
 
私はこれを【引っ付いて離れない頭】と呼んでいます。

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ASDとHSPが色濃く出ているところです・・・
ADHDの夫の場合は、浮かんでは消えと思考が流動的らしいのですが・・・私はそれと正反対で、一度頭に浮かんだ思考(特にネガティブなもの)がしつこく脳を占領し続けます。
 
洋服のシミから仕事のミス、死への恐怖まで、ことの大小に関係なく(また、ことが起きているいない関わらず)、強力な引力をもって頭に引っ付き、なかなか離れなくなるのです。
 
予定変更が極端にききにいのも、一度習慣化されたことをなかなか止められないのも、「こだわりが強い」「切り替え下手」「強迫観念が強い」と言われ続けてきたことも・・・・・・全てこの【引っ付いて離れない頭】が関係しています。
 

引っ付きまくったその先は・・・?

何事にもペタペタ引っ付きまくって離れない頭。その先は、どうなると思いますか。
 
例えば・・・
カバンに手当たり次第ものを詰め込み続けたら?
コップに永遠に水を注ぎ続けたら?
パソコンのハードディスクに限界までデータを保存し続けたら・・・?
 
カバンには穴が空き、コップの水は溢れ出て、パソコンはショートして動かなくなりますね。当然のことです。
 
そして、これと同じことが私の頭でも起こります。
 
【引っ付いて離れない頭】が加速すると、徐々に脳の起動が遅くなり、物事をサクサクこなせなくなり、最後はショートして動かなくなります。
 
また、 【引っ付いて離れない頭】だからといって、脳の容量が大きいわけではありません。脳の容量は他の人と変わらないのに、些細なことにあれこれ引っ付きやすいために、人よりも頭がショートしやすいと感じています・・・
 

【引っ付いて離れない頭】の対処法

私はこの【引っ付いて離れない頭】にずいぶん悩まされてきました。
 
少しでも思考が引っ付くのを防ぐために、日々実践しているのはこんなことです。
 
  • 体を動かす・・・スポーツをやっていたときは思考が引っ付きづらかったので、体を動かすことはかなり有効です(息子と踊る、ブレインジムをする、散歩 etc.)。

gray-zone-family.hatenablog.com

  • 体を休める・寝る・・・疲れているときほど思考が引っ付きやすいので、まずは体を休めます。
  • 誰かに話す・・・グルグル思考を言語化すると、少し落ち着きます。
  • 問題そのものを解消する・・・解消できる問題は早急に解消した方が心穏やかに過ごせます(問題の大きさによりけりです)
  • 問題から物理的に距離を置く・・・問題が大きすぎるときに有効です。そこに向き合い続けるとひどく疲弊するので、意図的にそこから逃れる、もしくはいったん距離を置くようにします(仕事を辞めたのも、そのような経緯がありました)。
 
なんて使いにくい頭!・・・まぁこれも自分の性質なので、あまり悲観的にならず、できることをできるなりにぼちぼちやっていくことにします。
 
おしまい。
 
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