こんばんは~はっさくです(^o^)
今日のテーマは
「ADHD夫のご飯の炊き忘れをいかに解消するか」。
この問題に関しては、2年ほど前に私が開発したあるシステムが驚くべき効果を発揮し続けています!今日はそのシステムを紹介します☆
夫はよくご飯を炊き忘れる
ADHD夫との生活は「うっかり」「やっちまった」の連続です。
日常の些細な「うっかり」の中には、正直どうでもいいものも多いのですが、中には見過ごせないものがあります。そのひとつが「ご飯の炊き忘れ」。
夫は大食漢で、大好物は白米。夫がたくさんご飯を食べたせいで、夜中のうちにお釜が空っぽになっている(あるいは茶碗1杯に満たない量しか残っていない)ということがよくあって、翌朝、「ご飯がない!」「お弁当が作れない!」とアタフタしたことが何度かあります。
我が家では「最後にご飯を食べた人が残量を確認して炊く」というルールになっていたので、結婚当初は夫とよくこのことで揉めました。
当時は「ご飯を炊かないのは夫の怠慢だ」と思っていたのですが、夫と長年過ごすうちに、これは彼が怠慢でやっているわけではないということがだんだんわかってきたのです。
ADHD夫がご飯を炊き忘れる2つの原因
夫がご飯を炊き忘れてしまう原因は、大きく2つあります。
原因1:マルチタスクが苦手
夫はかなりモノタスクな人で、複数の物事に同時に注意を払うことが苦手です。例えば「ご飯をよそう」という動作では、「お茶碗に盛りつける」ことばかりに気を取られ、お釜の中の残量に同時に注意を払うことができません。ご飯が残り少なくなっていることに気づいていないので、「炊かなければ」という意識が芽生えないと言います。
原因2:量感が弱い
夫はどうも量感が弱いみたいで、「コップ1杯」「お茶碗1杯」などが、器の形が変わると途端にわからなくなってしまいます。例えばジュースなども、パックの残量を見ただけでは、コップに何杯分くらい残っているか全く把握できないと言います。
これと同じことがご飯にも言えます。
「お釜の中に残ったご飯が茶碗何杯分くらいなのか」がわからないので、炊くタイミングがイマイチわからないらしいのです。
※発達障害と量感について↓
妻が編み出した新システム!「ごはんたいてねカード」の導入
そこで私が編み出したシステムはこれ。その名も「ごはんたいてねカード」!(笑)
使い方
- 残量のチェックは全て私がします。
- 残量が少なくなってきたらあらかじめカードを青色にしておきます。
- 夫にはカードで残量を把握してもらい、ご飯を炊いたらカードをオレンジ色に戻してもらいます。
工夫した点
- 文字は極力少なくする。
- 直感的にわかるようなイラスト。
- 裏表の色分けをハッキリと。横目で見てもパッと状態がわかるように。
- 「やったら裏返す」という動作を入れることでやり忘れを防ぐ。(忘れていたらカードの色ですぐにわかる)
これがてきめん!夫はご飯を炊き忘れることがほとんどなくなりました。
家庭にもユニバーサルデザインを!
今日は【ADHD夫のご飯の炊き忘れをいかに解消するか】をテーマにお届けしました。
参考にしたのは、「障害の有無などに関係なく誰もが使いやすいシステムをつくる」というユニバーサルデザインの考え方です。教師時代は、このことを常に考えて教室運営を行っていましたが、これは何も教室だけの話でなく、家でもどこでも、誰でも実践することができます。
難しいことは抜きにして、ちょっとの工夫で生活しやすくなるのって嬉しいですね☆
これからもちょこちょこ工夫してよりよい環境にしていきたいです。
※こちらの記事も合わせてどうぞ☆ユニバーサルデザインを家庭で実践中です。